第8章 cinder テスト


cinder テスト は、OpenStack Block Storage サービスの機能を実装する OpenStack 製品またはコンポーネントにのみ適用されます。このテストでは、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) と統合された Tempest Framework を使用して、運用および機能の特性の両方をテストします。

cinder テストは、選択した機能テストを実行して、該当する認定予定の cinder ドライバーの機能を検証します。現在、次の機能がサポートされています。

  • cinder_volumes
  • cinder_consistency_groups
  • cinder_backups
  • cinder_multi-attach_volume

前提条件

オーバークラウドをデプロイする場合は、以下の点を確認してください。

  • cinder-backup サービスを有効にしている。これを行うには、オーバークラウドのデプロイメントコマンドに cinder-backup 環境ファイルを追加します。

    -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cinder-backup.yaml

    詳細は、Director のインストールおよび使用方法の オーバークラウドのデプロイメントでの環境ファイルの追加 を参照してください。

  • バックエンドとして Cinder を使用するように Glance を設定している。これを行うには、rhcert-overrides.yaml などの新しいカスタム環境ファイルを作成し、次の行を追加します。

    parameter_defaults:
      GlanceBackend: cinder
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    次に、rhcert-overrides.yaml ファイルをオーバークラウドのデプロイメントコマンドに追加します。

    -e /home/stack/rhcert-overrides.yaml

tempest_config テストを実行する前に、次のことを確認してください。

  • tempest.conf ファイルのそれぞれのセクションヘッダーで次のフラグを有効にしている。

    図8.1 tempest.conf フラグ

    注記

    プラグインが コンシステンシーグループマルチアタッチボリューム 機能をサポートしている場合は、tempest.conf ファイルで、対応するフラグを有効にしてください。

  • tempest.conf ファイルで operator_role を次のように設定している。

    図8.2 operator_role の設定

8.1. cinder_volumes

cinder_volume テストは、cinder のドライバー機能と基本機能 (ボリュームアクション、スナップショット、ブート、ボリュームマイグレーション、暗号化、クローンなど) が機能しているかどうかを確認します。このテストは必須です。

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