2.13. OpenStack Networking
本項では、Networking サービスの最も重要な新機能について説明します。
- ネイティブの Open vSwitch ファイアウォールドライバー
- OVS ファイアウォールは、テクノロジープレビューではなく、完全にサポートされるようになりました。conntrack ベースのファイアウォールドライバーを使用してセキュリティーグループを実装することが可能です。conntrack では、Compute インスタンスは統合ブリッジに直接接続されるので、アーキテクチャーがよりシンプルとなり、パフォーマンスが向上します。
- L2 ゲートウェイ API
- L2 ゲートウェイは、複数のネットワークをブリッジングしてまとめ、単一の L2 ブロードキャストドメインに見えるようにすることのできるサービスプラグインです。今回の更新により、L2 ゲートウェイの API が導入されました。
- BGP/VPN API
- OpenStack Networking で BGPVPN 機能がサポートされるようになりました。BGPVPN により、インスタンスは既存の L3 VPN サービスに接続することができます。BGPVPN ネットワークが作成された後にプロジェクトに関連付けると、そのプロジェクトのユーザーは BGPVPN ネットワークに接続することができます。