3.9.3. リリースノート


本項では、Red Hat OpenStack Platform の注目すべき変更点や推奨プラクティスなど、今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。

BZ#1592528

まれな状況で、コントローラーノードを数回リブートすると、RabbitMQ の稼働状態が一定しなくなってオーバークラウド上の API 操作がブロックされる場合があります。

この問題には、次のような症状があります。いずれかの OpenStack サービスのログで DuplicateMessageError: Found duplicate message(629ff0024219488499b0fac0cacaa3a5). Skipping it.の形式のエントリーが表示される。openstack network agent list で一部のエージェントが DOWN と返される。

通常の操作ができる状態に戻すには、いずれかのコントローラーノードでコマンド pcs resource restart rabbitmq-bundle を実行します。

BZ#1656978

以前のリリースでは、Neutron SR-IOV エージェントが設定可能な Virtual Function (VF) の状態は、enabledisable の 2 つでした。そのため、Physical Function (PF) リンクの状態に関わらず、強制的に VF リンクの状態が設定されていました。

今回の更新により、Neutron SR-IOV エージェントは VF を auto または disable に設定するようになりました。auto の状態では、PF の up または down を自動的に複製します。したがって、PF が down の状態にある場合、同じ内蔵スイッチ (NIC) の他の VF とであっても、VF は送受信を行いません。

注記

この動作は標準的ではなく、NIC ベンダーの実装により異なります。PF が down の時に、auto の状態に設定された VF の実際の動作については、ドライバーのマニュアルを確認してください。

BZ#1708705

今回の更新により、hpe3par ドライバーのマルチアタッチ機能が有効になりました。

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