4.7. Redfish 仮想メディアブートの設定


重要

この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能で、実稼働環境にデプロイすべきではありません。テクノロジープレビュー機能についての詳しい情報は、「対象範囲の詳細」を参照してください。

Redfish 仮想メディアブートを使用して、ノードの Baseboard Management Controller (BMC) にブートイメージを提供することができます。これにより、BMC はイメージを仮想ドライブのいずれかに挿入することができます。その後、ノードは仮想ドライブからイメージに存在するオペレーティングシステムにブートすることができます。

Redfish ハードウェア種別は、仮想メディアを通じたデプロイ、レスキュー、およびユーザーの各イメージのブートに対応しています。Bare Metal サービス (ironic) は、ノードのデプロイメント時に、ノードに関連付けられたカーネルイメージおよび ramdisk イメージを使用して、UEFI または BIOS ブートモード用のブート可能 ISO イメージをビルドします。仮想メディアブートの主な利点は、PXE の TFTP イメージ転送フェーズを排除し、HTTP GET 等の方法を使用することができる点です。

4.7.1. Redfish 仮想メディアブートを使用するベアメタルサーバーのデプロイ

重要

この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能で、実稼働環境にデプロイすべきではありません。テクノロジープレビュー機能についての詳しい情報は、「対象範囲の詳細」を参照してください。

仮想メディアを通じて redfish ハードウェア種別のノードをブートするには、ブートインターフェースを redfish-virtual-media に設定し、UEFI ノードの場合は EFI システムパーティション (ESP) イメージを定義します。続いて、登録したノードが Redfish 仮想メディアブートを使用するように設定します。

前提条件

  • undercloud.conf ファイルの enabled_hardware_types パラメーターで、Redfish ドライバーが有効化されている。
  • ベアメタルノードが登録されている。
  • Image サービス (glance) に IPA およびインスタンスイメージがある。
  • UEFI ノードの場合、EFI システムパーティション (ESP) イメージも Image サービス (glance) で利用可能でなければなりません。
  • ベアメタルフレーバー
  • クリーニングおよびプロビジョニング用ネットワーク
  • Sushy ライブラリーがインストールされている。

    $ sudo yum install sushy

手順

  1. Bare Metal サービス (ironic) のブートインターフェースを redfish-virtual-media に設定します。

    $ openstack baremetal node set --boot-interface redfish-virtual-media $NODE_NAME

    $NODE_NAME はノード名に置き換えてください。

  2. UEFI ノードの場合は、ブートモードを uefi に設定します。

    $ openstack baremetal node set --property capabilities="boot_mode:uefi" $NODE_NAME

    $NODE_NAME はノード名に置き換えてください。

    注記

    BIOS ノードの場合は、このステップを実施しないでください。

  3. UEFI ノードの場合は、EFI システムパーティション (ESP) イメージを定義します。

    $ openstack baremetal node set --driver-info bootloader=$ESP $NODE_NAME

    $ESP は glance イメージの UUID または ESP イメージの URL に、$NODE_NAME はノードの名前に、それぞれ置き換えてください。

    注記

    BIOS ノードの場合は、このステップを実施しないでください。

  4. ベアメタルノードにポートを作成し、そのポートをベアメタルノード上の NIC の MAC アドレスに関連付けます。

    $ openstack baremetal port create --pxe-enabled True --node $UUID $MAC_ADDRESS

    $UUID はベアメタルノードの UUID に、$MAC_ADDRESS はベアメタルノード上の NIC の MAC アドレスに、それぞれ置き換えてください。

  5. 新しいベアメタルサーバーを作成します。

    $ openstack server create \
        --flavor baremetal \
        --image $IMAGE \
        --network $NETWORK \
        test_instance

    $IMAGE および $NETWORK は、使用するイメージおよびネットワークの名前に置き換えます。

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