第32章 プロセスインスタンスの移行
プロセスインスタンス移行 (PIM) は、ユーザーインターフェイスとバックエンドを含むスタンドアロンのサービスです。Thorntail uber-JAR としてパッケージ化されています。プロセスインスタンスの移行サービスを使用して、2 つの異なるプロセス定義間の移行を定義できます。これは移行プランと呼ばれます。特定の KIE Server で実行中のプロセスインスタンスに対して、この移行プランを適用できます。
PIM サービスの詳細は、KIE (Drools, OptaPlanner and jBPM ) の Process Instance Migration Service を参照してください。
32.1. プロセスインスタンスの移行サービスのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
プロセスインスタンス移行 (PIM) サービスを使用して、移行プランを作成、エクスポート、実行します。PIM サービスは、GitHub リポジトリー経由で提供されます。PIM サービスをインストールするには、GitHub リポジトリーのクローンを作成してから、サービスを実行して、Web ブラウザーにアクセスします。
前提条件
- バックアップを作成した Red Hat Process Automation Manager 開発環境でプロセスを定義している。
手順
-
Red Hat Process Automation Manager 7.11 の Software Downloads ページから
rhpam-7.11.0-add-ons.zip
ファイルをダウンロードします。 - ダウンロードしたアーカイブを展開します。
-
アドオンアーカイブから
rhpam-7.11.0-process-migration-service-standalone.jar
ファイルを、任意の場所に移動します。 その場所で、以下のような kieserver および Thorntail の設定を含む YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow PIM サービスを開始します。
java -jar rhpam-7.11.0-process-migration-service-standalone.jar -s./config.yml
$ java -jar rhpam-7.11.0-process-migration-service-standalone.jar -s./config.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Thorntail による JDBC ドライバーの自動検出を有効にするには、JDBC ドライバー名の
JAR
ファイルをthorntail.classpath
システムプロパティーに追加します。以下に例を示します。java -Dthorntail.classpath=./h2-1.4.200.jar -jar rhpam-7.11.0-process-migration-service-standalone.jar -s ./config.yml
$ java -Dthorntail.classpath=./h2-1.4.200.jar -jar rhpam-7.11.0-process-migration-service-standalone.jar -s ./config.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記h2
JDBC ドライバーはデフォルトで含まれています。異なる JDBC ドライバーを使用して、異なる外部データベースに接続できます。-
PIM サービスを起動して実行後に、Web ブラウザーに
http://localhost:8080
と入力します。