67.5. Red Hat Process Automation Manager の個別のデータベーススキーマにおけるプロセス変数の永続化
プロセス変数を作成して、定義したプロセス内で使用する場合に、Red Hat Process Automation Manager はこれらのプロセス変数を、デフォルトのデータベーススキーマにバイナリーデータとして保存します。別のデータベーススキーマでプロセス変数を永続化して、プロセスデータの管理と実装に柔軟性をもたせることができます。
たとえば、別のデータベーススキーマで、プロセス変数を永続化すると、以下のタスクを行うのに役立ちます。
- 人間が解読可能な形式でのプロセス変数を管理する
- Red Hat Process Automation Manager 外のサービスに対して変数を使用可能にする
- プロセス変数データを損失せずに Red Hat Process Automation Manager のデフォルトのデータベーステーブルのログを消去する
この手順は、プロセス変数にのみ適用されます。この手順では、ケース変数には適用されません。
前提条件
- 変数の実装先の Red Hat Process Automation Manager でプロセスを定義している。
- Red Hat Process Automation Manager 外部のデータベーススキーマで変数を永続化する場合は、データソースと、使用するデータベーススキーマを別に作成している。データソース作成の詳細は、Business Central 設定とプロパティーの設定 を参照してください。
手順
- プロセス変数として使用するデータオブジェクトファイルで、以下の要素を追加して変数の永続性を設定します。 - 変数を永続化するように設定した Person.java オブジェクトの例 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - Business Central を使用して、データオブジェクトを永続化するには、プロジェクトのデータオブジェクトファイルに移動し、ウィンドウの右上隅の Persistence アイコンをクリックして、永続性の動作を設定します。 - 図67.1 Business Central での永続性設定 
- プロジェクトの - pom.xmlファイルで、永続性のサポートを提供するために、以下の依存関係を追加します。この依存関係には、データオブジェクトで設定した- VariableEntityクラスが含まれます。- 永続性のプロジェクトの依存関係 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- プロジェクトの - ~/META-INF/kie-deployment-descriptor.xmlファイルで、JPA マーシャリングストラテジーと、マーシャラーで使用する永続ユニットを設定します。オブジェクトをエンティティーとして定義するには、JPA マーシャリングストラテジーと永続ユニットが必要です。- kie-deployment-descriptor.xml ファイルで設定する JPA マーシャラーと永続ユニット - <marshalling-strategy> <resolver>mvel</resolver> <identifier>new org.drools.persistence.jpa.marshaller.JPAPlaceholderResolverStrategy("myPersistenceUnit", classLoader)</identifier> <parameters/> </marshalling-strategy>- <marshalling-strategy> <resolver>mvel</resolver> <identifier>new org.drools.persistence.jpa.marshaller.JPAPlaceholderResolverStrategy("myPersistenceUnit", classLoader)</identifier> <parameters/> </marshalling-strategy>- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- プロジェクトの - ~/META-INFディレクトリーで、- persistence.xmlファイルを作成し、プロセス変数を永続化するデータソースを指定します。- データソース設定を含む persistence.xml ファイルの例 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- データソースを設定して、プロセス変数を永続化します。
 - Business Central を使用してマーシャリングストラテジー、永続ユニット、データソースを設定するには、プロジェクトの Settings - Deployments - Marshalling Strategies に移動し、プロジェクトの Settings - Persistence に移動します。 - 図67.2 Business Central での JPA マーシャラー設定 - 図67.3 Business Central での永続ユニットとデータソース設定 
 
     
    