第63章 カスタムタスクの登録
Red Hat Process Automation Manager は、カスタムタスクのワークアイテムと、ワークアイテムハンドラーが実行するコードと関連付ける方法を知っておく必要があります。作業項目定義ファイルは、名前と Java クラスによってカスタムタスクを作業項目ハンドラーにリンクします。ワークアイテムハンドラーの Java クラスは、Red Hat Process Automation Manager で利用できるように登録しておく必要があります。
サービスリポジトリーには、各種システムとプロセスを統合できるように、ドメイン固有のサービスが含まれています。サービスリポジトリーを使用する場合は、インポートプロセスでカスタムタスクが登録されるため、カスタムタスクの登録は、必要ありません。
Red Hat Process Automation Manager では、ビジネスプロセスが最低 1 つ含まれるプロジェクトには、デフォルトで WID ファイルが作成されます。ワークアイテムハンドラーの登録時に WID ファイルを作成したり、デフォルトの WID ファイルを編集したりできます。WID ファイルの場所とフォーマットに関する詳細は、61章ワークアイテム定義を参照してください。
サービスリポジトリーを使用しないデプロイメントの場合、ワークアイテムハンドラーは 2 種類の方法で登録できます。
- デプロイメント記述子を使用した登録
- Spring コンポーネント登録を使用した登録
63.1. Business Central でデプロイメント記述子を使用したカスタムタスクの登録
Business Central でデプロイメント記述子を使用してワークアイテムハンドラーで、カスタムタスクのワークアイテムを登録できます。
手順
- 
							Business Central で、Menu Design Projects に移動して、プロジェクト名を選択します。 
- 
							プロジェクトペインで Settings Deployments Work Item Handlers の順に選択します。 
- Add Work Item Handler をクリックします。
- Name フィールドで、カスタムタスクの表示名を入力します。
- Resolver リストから MVEL、Reflection または Spring を選択します。
- Value フィールドに、リゾルバー-タイプをもとに値を入力します。 注記- 値フィールドは自動的に入力できます。 - MVEL の場合には、 - new <full Java package>.<Java work item handler class name>()の形式を使用します。- 例: - new com.redhat.MyWorkItemWorkItemHandler()
- Reflection の場合には、 - <full Java package>.<Java work item handler class name>の形式を使用します。- 例: - com.redhat.MyWorkItemWorkItemHandler
- Spring の場合には - <Spring bean identifier>の形式を使用します。- 例: - workItemSpringBean
 
- Save をクリックして変更を保存します。