1.5. 最小設定


Red Hat Quay のスタンドアロンデプロイメントには、以下の設定オプションが必要です。

  • サーバーのホスト名
  • HTTP または HTTPS
  • 認証タイプ (データベースや LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) など)
  • データ暗号化用の秘密鍵
  • イメージのストレージ
  • メタデータ用のデータベース
  • ビルドログおよびユーザーイベント用の Redis
  • タグの有効期限オプション

1.5.1. 最小設定ファイルの例

次の例は、イメージにローカルストレージを使用する最小限の設定ファイルの例を示しています。

AUTHENTICATION_TYPE: Database
BUILDLOGS_REDIS:
    host: quay-server.example.com
    password: strongpassword
    port: 6379
    ssl: false
DATABASE_SECRET_KEY: 0ce4f796-c295-415b-bf9d-b315114704b8
DB_URI: postgresql://quayuser:quaypass@quay-server.example.com:5432/quay
DEFAULT_TAG_EXPIRATION: 2w
DISTRIBUTED_STORAGE_CONFIG:
    default:
        - LocalStorage
        - storage_path: /datastorage/registry
DISTRIBUTED_STORAGE_DEFAULT_LOCATIONS: []
DISTRIBUTED_STORAGE_PREFERENCE:
    - default
PREFERRED_URL_SCHEME: http
SECRET_KEY: e8f9fe68-1f84-48a8-a05f-02d72e6eccba
SERVER_HOSTNAME: quay-server.example.com
SETUP_COMPLETE: true
TAG_EXPIRATION_OPTIONS:
    - 0s
    - 1d
    - 1w
    - 2w
    - 4w
USER_EVENTS_REDIS:
    host: quay-server.example.com
    port: 6379
    ssl: false
注記

SETUP_COMPLETE フィールドは、設定が検証されたことを示します。レジストリーを起動する前に、設定エディターツールを使用して設定を検証する必要があります。

1.5.2. ローカルストレージ

イメージへのローカルストレージの使用は、概念実証の目的のためにレジストリーをデプロイする場合に限り推奨されます。

ローカルストレージを設定する場合、レジストリーの起動時にコマンドラインでストレージを指定します。次のコマンドは、ローカルディレクトリー $QUAY/storage をコンテナー内の datastorage ストレージパスにマップします。

$ sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 \
   --name=quay \
   -v $QUAY/config:/conf/stack:Z \
   -v $QUAY/storage:/datastorage:Z \
   {productrepo}/{quayimage}:{productminv}

1.5.3. クラウドストレージ

ストレージの設定は、イメージストレージ セクションを参照してください。一部のユーザーにとっては、Google Cloud Platform とローカルストレージ設定の違いを比較すると役立つ場合があります。たとえば、次の YAML は Google Cloud Platform のストレージ設定を表しています。

$QUAY/config/config.yaml

DISTRIBUTED_STORAGE_CONFIG:
    default:
        - GoogleCloudStorage
        - access_key: GOOGQIMFB3ABCDEFGHIJKLMN
          bucket_name: quay_bucket
          secret_key: FhDAYe2HeuAKfvZCAGyOioNaaRABCDEFGHIJKLMN
          storage_path: /datastorage/registry
DISTRIBUTED_STORAGE_DEFAULT_LOCATIONS: []
DISTRIBUTED_STORAGE_PREFERENCE:
    - default

クラウドストレージを使用してレジストリーを起動する場合は、コマンドラインでの設定が必要ありません。以下に例を示します。

$ sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 \
   --name=quay \
   -v $QUAY/config:/conf/stack:Z \
   {productrepo}/{quayimage}:{productminv}
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.