5.11. 同期速度の制限
同期の速度を制限して、利用可能な帯域幅の枯渇や、その他のパフォーマンスの問題を回避できます。これには、PULP_CONCURRENCY パラメーターおよび max_speed パラメーターを設定します。この設定はアップグレード時に上書きされる点に注意してください。アップグレード前に、変更したファイルをバックアップし、設定を復元できるようにしてください。
並行して実行する同期ジョブの数を制御するには、
/etc/default/pulp_workers
ファイルの PULP_CONCURRENCY パラメーターを設定します。たとえば、平行して実行するジョブの数を 1 に設定するには、PULP_CONCURRENCY
を 1 に設定します。PULP_CONCURRENCY=1
デフォルトでは、CPU の数が 8 より少ないシステムでは、
PULP_CONCURRENCY
を CPU の数に設定します。CPU の数が 8 より多い場合は、8 に設定します。同期するネットワークの最大速度 (バイト毎秒) を設定するには、max_speed パラメーターを設定します。このパラメーターは、
/etc/pulp/server/plugins.conf.d/
ディレクトリーで、インポーターごとに設定する必要があります。たとえば、RPM コンテンツを同期する最大速度を毎秒 10 バイトに設定するには、/etc/pulp/server/plugins.conf.d/yum_importer.json
ファイルの"max_speed"
パラメーターを 10 に設定します。# cat /etc/pulp/server/plugins.conf.d/yum_importer.json { "proxy_host": null, "proxy_port": null, "proxy_username": null, "proxy_password": null, "max_speed": 10 }
編集後にファイルの構文を検証します。
# json_verify < /etc/pulp/server/plugins.conf.d/yum_importer.json JSON is valid
satellite-maintain
サービスを再起動して変更を適用します。# satellite-maintain service restart