第10章 コマンドラインスクリプト


本章では、データベースのバックアップおよび復元など、Red Hat Directory Server を管理するスクリプトを説明します。スクリプトは、付録A ns-slapd コマンドラインユーティリティーの使用 に記載されている ns-slapd インターフェースコマンドを実行するショートカットです。

10.1. コマンドラインスクリプトの検索および実行

Red Hat Directory Server 10 では、スクリプトは以下のディレクトリーに置かれます。
  • コア スクリプトは /usr/sbin/ ディレクトリーおよび /usr/bin/ ディレクトリーにあります。
  • インスタンスで実行されているスクリプトは /usr/sbin/ ディレクトリーに保存されます。スクリプトを実行するインスタンスを設定するには、コマンドに -Z instance_name オプションを使用します。
注記
コマンドラインスクリプトに以前使用されていた /usr/lib64/dirsrv/slapd-instance/ ディレクトリーは非推奨になりました。ただし、インスタンス固有のスクリプトが今後の Directory Server リリースで削除されるまで、setup-ds.pl --update コマンドの実行時に、このディレクトリーの既存のスクリプトが更新されます。
詳細情報およびスクリプトの一覧は、10章コマンドラインスクリプト を参照してください。
インスタンス固有のスクリプトはすべて、/usr/sbin/ にも存在します。その他のスクリプトは、すべて /usr/bin/ にあります。
スクリプトがディレクトリー名またはファイル名のいずれかを要求する場合は、常に絶対パスを指定します。このスクリプトは、dse.ldif ファイルが /etc/dirsrv/slapd-instance/ ディレクトリーにあることを想定します。
表10.1「シェルスクリプト」 また、表10.2「Perl スクリプト」 は、利用可能な Directory Server スクリプトを一覧表示し、正確な場所を指定します。
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