4.5. Cisco UCS
Cisco UCS のフェンスエージェント
fence_cisco_ucs
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.6「Cisco UCS」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | Cisco UCS デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てている IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスへのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続を認証する際に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプト (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Use SSL | ssl | デバイスとの通信に SSL 接続を使用する |
Sub-Organization | suborg | サブ組織へのアクセスに必要な追加のパス |
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後の待機秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシン名 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始までに待機させる秒数、デフォルト値は 0 です |
Cisco UCS のフェンスデバイスを追加する際に使用する設定画面を 図4.5「Cisco UCS」 に示します。
図4.5 Cisco UCS
Cisco UCS デバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev ucs agent=fence_cisco_ucs ipaddr=192.168.0.1 login=root passwd=password123 \ suborg=/org-RHEL/org-Fence/
Conga または
ccs
で作成した cluster.conf
ファイル内の fence_cisco_ucs
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_cisco_ucs" ipaddr="192.168.0.1" login="root" name="ciscoucstest1" \ passwd="password123" power_wait="60" ssl="on" suborg="/org-RHEL/org-Fence/"/> </fencedevices>