4.25. WTI 電源スイッチ
WTI ネットワーク電源スイッチのフェンスエージェント
fence_wti
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.26「WTI 電源スイッチ」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続している WTI 電源スイッチの名前です |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てている IP またはホスト名のアドレスです |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスへのアクセスに使用するログイン名です |
Password | passwd | デバイスへの接続を認証する際に使用するパスワードです |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプトです (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Force command prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト、 デフォルト値は ['RSM>', '>MPC', 'IPS>', 'TPS>', 'NBB>', 'NPS>', 'VMR>'] です |
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後に待機させる秒数です |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
Use SSH | secure | デバイスへのアクセスに SSH を使用するかどうかを指定、SSH を使用する場合はパスワード、パスワードスクリプト、識別ファイルのいずれかを指定する必要があります |
SSH オプション | ssh_options | 使用する SSH オプション、デフォルト値は -1 -c blowfish です |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイルです |
Port | port | 物理的なプラグ番号または仮想マシン名です |
WTI のフェンスデバイスを追加する際に使用する設定画面を 図4.24「WTI フェンシング」 に示します。
図4.24 WTI フェンシング
WTI フェンスデバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev wtipwrsw1 agent=fence_wti cmd_prompt=VMR> login=root passwd=password123 \ power_wait=60
cluster.conf
ファイル内の fence_wti
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_wti" cmd_prompt="VMR>" ipaddr="192.168.0.1" login="root" name="wtipwrsw1" \ passwd="password123" power_wait="60"/> </fencedevices>