4.15. Hewlett-Packard iLO MP
HP iLO MP デバイスのフェンスエージェント
fence_ilo_mp
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.16「HP iLO (Integrated Lights Out) MP」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | HP iLO 対応のサーバー名 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てている IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスへのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続を認証する際に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプト (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Use SSH | secure | デバイスへのアクセスに SSH を使用するかどうかを指定します、SSH を使用する場合はパスワード、パスワードスクリプト、識別ファイルのいずれかを指定する必要があります |
SSH オプション | ssh_options | 使用する SSH オプション、デフォルト値は -1 -c blowfish です |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト、デフォルト値は 'MP>', 'hpiLO->' です |
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後の待機秒数 |
Delay (seconds) | delay | フェンシング開始までに待機させる秒数、デフォルト値は 0 です |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
HP iLO MP のフェンスデバイスを追加する際に使用する設定画面を 図4.14「HP iLO MP」 に示します。
図4.14 HP iLO MP
HP iLO MP デバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev hpilomptest1 agent=fence_hpilo cmd_prompt=hpiLO-> ipaddr=192.168.0.1 \ login=root passwd=password123 power_wait=60
cluster.conf
ファイル内の fence_hpilo_mp
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_ilo_mp" cmd_prompt="hpiLO->" ipaddr="192.168.0.1" login="root" name="hpilomptest1" passwd="password123" power_wait="60"/> </fencedevices>