4.11. Fence Virt
Fence virt フェンスデバイスのフェンスエージェント
fence_virt
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.12「Fence virt」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | Fence virt フェンスデバイスの名前です |
Serial Device | serial_device | ホスト側で各ドメインの設定ファイル内にシリアルデバイスをマッピングする必要があります (fence_virt.conf の man ページを参照)、このフィールドを指定すると fence_virt フェンシングエージェントはシリアルモードで動作し、指定しないと VM チャンネルモードで動作します |
Serial Parameters | serial_params | シリアルパラメータ、 デフォルトは 115200、 8N1 です |
VM Channel IP Address | channel_address | チャンネル IP、 デフォルト値は 10.0.2.179 です |
Port or Domain (deprecated) | port | フェンシングを行なう仮想マシンです (ドメインの UUID または名前) |
ipport | チャンネルポート、 デフォルト値は 1229 (luci でこのフェンスデバイスを設定する場合に使用される値) です | |
Timeout | timeout | フェンシングのタイムアウト、秒単位、デフォルト値は 30 です |
Fence Virt のフェンスデバイスを追加する際に使用する設定画面を 図4.10「Fence Virt」 に示します。
図4.10 Fence Virt
Fence Virt デバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev fencevirt1 agent=fence_virt serial_device=/dev/ttyS1 serial_params=19200, 8N1
cluster.conf
ファイル内の fence_virt
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_virt" name="fencevirt1" serial_device="/dev/ttyS1" serial_params="19200, 8N1"/> </fencedevices>