4.24. VMWare over SOAP API
VMWare over SOAP API のフェンスエージェント
fence_vmware_soap
で使用するフェンスデバイスのパラメータを表4.25「VMware フェンシング (SOAP インターフェース) (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降)」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | 仮想マシンフェンスデバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てている IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスとの接続に使用する TCP ポート、デフォルトのポートは 80 です (Use SSL を選択すると 443 になります) |
Login | login | デバイスへのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続を認証する際に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプト (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後の待機秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
VM name | port | インベントリのパス形式による仮想マシン名 (/datacenter/vm/Discovered_virtual_machine/myMachine など) |
VM UUID | uuid | フェンシングする仮想マシンの UUID |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始までに待機させる秒数、デフォルト値は 0 です |
Use SSL | ssl | デバイスとの通信に SSL 接続を使用する |
VMWare over SOAP のフェンスデバイスを追加する際に使用する設定画面を 図4.23「VMWare over SOAP フェンシング」 に示します。
図4.23 VMWare over SOAP フェンシング
VMWare over SOAP フェンスデバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev vmwaresoaptest1 agent=fence_vmware_soap login=root passwd=password123 power_wait=60 \ separator=,
cluster.conf
ファイル内の fence_vmware_soap
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_vmware_soap" ipaddr="192.168.0.1" login="root" name="vmwaresoaptest1" passwd="password123" \ power_wait="60" separator="."/> </fencedevices>