4.6. Dell Drac 5
Dell DRAC 5 のフェンスエージェント
fence_drac5
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.7「Dell DRAC 5」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | DRAC に割り当てる名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | DRAC に割り当てている IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | DRAC へのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | DRAC への接続を認証する際に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプト (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Use SSH | secure | デバイスへのアクセスに SSH を使用するかどうかを指定、SSH を使用する場合はパスワード、パスワードスクリプト、識別ファイルのいずれかを指定する必要があります |
SSH オプション | ssh_options | 使用する SSH オプション、デフォルト値は -1 -c blowfish です |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
Module Name | module_name | オプション: この DRAC 用のモジュール名、複数の DRAC モジュールを使用する場合 |
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト、 デフォルト値は '\$' |
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後の待機秒数 |
Delay (seconds) | delay | フェンシング開始までに待機させる秒数、デフォルト値は 0 です |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
Dell Drac 5 のデバイスを追加する際に使用する設定画面を 図4.6「Dell Drac 5」 に示します。
図4.6 Dell Drac 5
Dell Drac 5 デバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev delldrac5test1 agent=fence_drac5 ipaddr=192.168.0.1 login=root passwd=password123\ module_name=drac1 power_wait=60
cluster.conf
ファイル内の fence_drac5
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_drac5" cmd_prompt="\$" ipaddr="192.168.0.1" login="root" module_name="drac1" \ name="delldrac5test1" passwd="password123" power_wait="60"/> </fencedevices>