2.7.5. operator を使用した 3scale での高可用性


operator を使用した 3scale での高可用性 (HA) は、たとえば 1 つ以上のデータベースに障害が発生した場合に、中断なしのアップタイムを提供することを目的としています。

注記

.spec.highAvailability.enabled は外部データベースのみを対象としています。

3scale の operator ベースのデプロイメントで HA が必要な場合は、以下の点に注意してください。

  • 3scale の重要なデータベース (具体的にはシステムデータベース、システム redis、およびバックエンド redis) を外部にデプロイおよび設定します。これらのデータベースを高可用性の設定でデプロイおよび設定するようにしてください。
  • 3scale のデータベースへの接続エンドポイントを指定する際に、対応する Kubernetes Secret を事前作成します。

  • APIManager CR をデプロイする際に .spec.highAvailability.enabled 属性を true に設定し、システムデータベース、システム redis、およびバックエンド redis 等の重要なデータベースの外部データベースモードを有効にします。

さらに zync データベースを高可用性にして、再起動時のキュージョブデータを失う可能性をなくす場合は、以下の点に注意してください。

  • zync データベースを外部でデプロイおよび設定します。このデータベースを高可用性の設定でデプロイおよび設定するようにしてください。
  • 3scale の zync データベースへの接続エンドポイントを指定する際に、対応する Kubernetes Secret を事前作成します。

    • 詳細は、Zync データベースシークレット を参照してください。
    • spec.highAvailability.externalZyncDatabaseEnabled 属性を true に設定して 3scale をデプロイし、zync データベースを外部データベースとして指定します。
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