4.6. ロギングおよびデバッグ出力の調整
設定手順を完了したら、ログの出力を確認して、ニーズを満たしていることを確認してください。デフォルトでは、Ceph デーモンは journald
にログを記録し、journalctl
コマンドを使用してログを表示できます。または、Ceph デーモンは /var/log/ceph/CEPH_CLUSTER_ID/
ディレクトリーにあるファイルにログを記録することもできます。
詳細なロギングは、1 時間あたり 1 GB を超えるデータを生成することができます。このタイプのログは、オペレーティングシステムのディスクを満杯にして、オペレーティングシステムの機能を停止させる可能性があります。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- Ceph Object Gateway ソフトウェアのインストール。
手順
Ceph Object Gateway のロギングの出力を増やすには、以下のパラメーターを設定します。
構文
ceph config set client.rgw debug_rgw VALUE
例
[ceph: root@host01 /]# ceph config set client.rgw debug_rgw 20
起動時にこれらの設定を変更することもできます。
構文
ceph --admin-daemon /var/run/ceph/ceph-client.rgw.NAME.asok config set debug_rgw VALUE
例
[ceph: root@host01 /]# ceph --admin-daemon /var/run/ceph/ceph-client.rgw.rgw.asok config set debug_rgw 20
必要に応じて、Ceph デーモンを設定して、出力をファイルに記録することができます。
log_to_file
オプションおよびmon_cluster_log_to_file
オプションをtrue
に設定します。例
[ceph: root@host01 /]# ceph config set global log_to_file true [ceph: root@host01 /]# ceph config set global mon_cluster_log_to_file true
関連情報
- 詳細は、Red Hat Ceph Storage 設定ガイド の Ceph デバッグおよびロギング設定 セクションを参照してください。