8.9. 使用方法
Ceph Object Gateway は、各ユーザーの使用状況をログに記録します。ユーザーの使用状況を日付の範囲内でも追跡できます。
オプションには以下が含まれます。
-
開始日:
--start-date
オプションを使用すると、特定の開始日から使用統計をフィルタリングできます (形式:yyyy-mm-dd[HH:MM:SS]
)。 -
終了日:
--end-date
オプションを使用すると、特定の日付までの使用をフィルタリングできます (形式:yyyy-mm-dd[HH:MM:SS]
)。 -
ログエントリー:
--show-log-entries
オプションを使用すると、ログエントリーを使用統計に含めるかどうかを指定できます (オプション:true
|false
)。
注記
分と秒で時間を指定できますが、1 時間分解能で保存されます。
8.9.1. 使用方法の表示
使用状況の統計を表示するには、usage show
を指定します。特定のユーザーの使用状況を表示するには、ユーザー ID を指定する必要があります。開始日、終了日、およびログエントリーを表示するかどうかを指定することもできます。
例
[ceph: root@host01 /]# radosgw-admin usage show \ --uid=johndoe --start-date=2022-06-01 \ --end-date=2022-07-01
ユーザー ID を省略することで、すべてのユーザーの使用状況情報の概要も表示できます。
例
[ceph: root@host01 /]# radosgw-admin usage show --show-log-entries=false
8.9.2. トリムの使用方法
頻繁に使用すると、使用状況のログがストレージスペースを占有し始める可能性があります。すべてのユーザーおよび特定ユーザーの使用状況ログをトリミングできます。トリム操作の日付範囲を指定することもできます。
例
[ceph: root@host01 /]# radosgw-admin usage trim --start-date=2022-06-01 \ --end-date=2022-07-31 [ceph: root@host01 /]# radosgw-admin usage trim --uid=johndoe [ceph: root@host01 /]# radosgw-admin usage trim --uid=johndoe --end-date=2021-04-31