9.9.3. REPEATABLE_READ について
REPEATABLE_READ
は JBoss Data Grid で使用できる 2 つの分離モードの 1 つです。
従来、
REPEATABLE_READ
は読み取り操作中の書き込み操作や、書き込み操作時の読み取り操作を許可しません。これにより、単一のトランザクションの同じ行に 2 つの読み取り操作があるのに読み出した値が異なる時に発生する「反復不可能読み取り」が起こらないようにします。
JBoss Data Grid の
REPEATABLE_READ
分離モードは、変更が発生する前に行の値を保存します。これにより、同じ行の 2番目の読み取り操作は変更された新しい値ではなく、保存された値を読み出すため、「反復不可能読み取り」の発生を防ぐことができます。そのため、読み出しの合間に書き込み操作が発生しても、2 つの読み取り操作によって読み出される 2 つの値は常に同じになります。