1.5. Red Hat Developer Toolset のインストール
Red Hat Developer Toolset は、Red Hat Enterprise Linux に含まれる標準のパッケージ管理ツールを使用してインストール、更新、アンインストール、および検査できる RPM パッケージのコレクションとして配布されています。Red Hat Developer Toolset をシステムにインストールするには、Red Hat Software Collections コンテンツセットへのアクセスを提供する有効なサブスクリプションが必要です。システムを適切なサブスクリプションに関連付け、Red Hat Developer Toolset にアクセスする方法は、9「Red Hat Developer Toolset へのアクセスの取得」 を参照してください。
Red Hat Developer Toolset をインストールする前に、利用可能なすべての Red Hat Enterprise Linux 更新をインストールします。
1.5.1. 利用可能なすべてのコンポーネントのインストール
Red Hat Developer Toolset に含まれるすべてのコンポーネントをインストールするには、devtoolset-10 パッケージをインストールします。
# yum install devtoolset-10
これにより、開発、デバッグ、パフォーマンス監視ツール、およびその他の依存パッケージがすべてシステムにインストールされます。「個別パッケージグループのインストール」 に説明されているように、選択したパッケージグループのみをインストールすることを選択できます。
Red Hat Developer Toolset 3.0 以降、scl-utils パッケージは Red Hat Developer Toolset の一部ではありません。これは、scl
ユーティリティーが Red Hat Developer Toolset ソフトウェアコレクションとともにインストールされた以前のバージョンからの変更点です。