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9.2.4. サマリーの表示

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各システムコールの実行に必要な時間、これらのシステムコールが実行した回数、実行中に発生したエラー数の概要を表示するには、-c コマンドラインオプションを指定して strace ユーティリティーを実行します。

$ scl enable devtoolset-10 'strace -c program argument...'

例9.4 サマリーの表示

lsblk という名前の実行ファイルを考慮してください。このファイルで strace ユーティリティーを実行し、トレースの概要を表示します。

$ scl enable devtoolset-10 'strace -c lsblk > /dev/null'
% time     seconds  usecs/call     calls    errors syscall
------ ----------- ----------- --------- --------- ----------------
 80.88    0.000055           1       106        16 open
 19.12    0.000013           0       140           munmap
  0.00    0.000000           0       148           read
  0.00    0.000000           0         1           write
  0.00    0.000000           0       258           close
  0.00    0.000000           0        37         2 stat
...
------ ----------- ----------- --------- --------- ----------------
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