9.18. RAID 障害ポリシーを warn に設定する
lvm.conf
ファイルで、raid_fault_policy
フィールドを warn
パラメーターに設定できます。この設定を使用すると、システムは、障害が発生したデバイスを示す警告をシステムログに追加します。警告に基づいて、その後の手順を決定できます。
デフォルトでは、lvm.conf
の raid_fault_policy
フィールドの値は warn
です。
手順
RAID 論理ボリュームを表示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow lvm.conf ファイルで、raid_fault_policy フィールドを warn に設定します。
vi /etc/lvm/lvm.conf
# vi /etc/lvm/lvm.conf # This configuration option has an automatic default value. raid_fault_policy = "warn"
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow /dev/sdb デバイスに障害が発生したら、システムログを表示してエラーメッセージを表示します。
grep lvm /var/log/messages
# grep lvm /var/log/messages
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow または、
lvm.conf
ファイルを開いて、エラーメッセージを表示することもできます。/dev/sdb デバイスに障害が発生すると、システムログにエラーメッセージが表示されます。ただし、この場合、LVM はイメージの 1 つを置き換えて、RAID デバイスを自動的に修復しようとはしません。したがって、デバイスに障害が発生したら、
lvconvert
コマンドの--repair
引数を使用してデバイスを置き換えることができます。