1.8.3. MariaDB Galera Cluster のデプロイメント
必要なパッケージをインストールし、クラスターの設定を行い、最初のノードをブートストラップして新しいクラスターを作成することにより、MariaDB Galera Cluster をデプロイできます。
前提条件
- クラスター内のすべてのノードに TLS がセットアップ されている。
すべてのノード上のすべての証明書の
Extended Key Usageフィールドが次のように設定されている。TLS Web Server Authentication, TLS Web Client Authentication
手順
MariaDB Galera Cluster パッケージをインストールします。
# dnf install mariadb-server-galeraその結果、次のパッケージが依存関係とともにインストールされます。
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mariadb-server-galera -
mariadb-server galeraMariaDB Galera Cluster の構築に必要なこれらのパッケージの詳細は、MariaDB クラスターをビルドするためのコンポーネント を参照してください。
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システムを初めてクラスターに追加する前に、MariaDB サーバーのレプリケーション設定を更新します。デフォルト設定は、
/etc/my.cnf.d/galera.cnfファイルに含まれています。MariaDB Galera Cluster をデプロイする前に、以下の文字列で開始するように、すべてのノードの/etc/my.cnf.d/galera.cnfファイルにwsrep_cluster_addressオプションを設定します。gcomm://初期ノードでは、
wsrep_cluster_addressを空のリストとして設定できます。wsrep_cluster_address="gcomm://"その他のすべてのノードでは、
wsrep_cluster_addressを設定して、実行中のクラスターに属するノードへのアドレスを追加します。以下に例を示します。wsrep_cluster_address="gcomm://10.0.0.10"Galera Cluster アドレスの設定方法は、Galera Cluster Address を参照してください。
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/etc/my.cnf.d/galera.cnf設定ファイルでwsrep_on=1オプションを設定して、すべてのノードでwsrepAPI を有効にします。 TLS 鍵と証明書を含む Galera 設定ファイルに
wsrep_provider_options変数を追加します。以下に例を示します。wsrep_provider_options="socket.ssl_cert=/etc/pki/tls/certs/source.crt;socket.ssl_key=/etc/pki/tls/private/source.key;socket.ssl_ca=/etc/pki/tls/certs/ca.crt"ノードで以下のラッパーを実行して、新規クラスターの最初のノードをブートストラップします。
# galera_new_clusterこのラッパーにより、MariaDB サーバーデーモン (
mariadbd) に--wsrep-new-clusterオプションが指定されて実行されるようになります。このオプションは、接続する既存クラスターがないという情報を提供します。したがって、ノードは新規 UUID を作成し、新しいクラスターを特定します。注記mariadbサービスは、複数の MariaDB サーバープロセスと対話する systemd メソッドをサポートします。したがって、複数の MariaDB サーバーが実行中の場合は、インスタンス名を接尾辞として指定することで、特定のインスタンスをブートストラップできます。# galera_new_cluster mariadb@node1各ノードで次のコマンドを実行して、その他のノードをクラスターに接続します。
# systemctl start mariadbその結果、ノードはクラスターに接続し、それ自体をクラスターの状態と同期します。
検証
- MariaDB Galera クラスターのステータスを確認する を参照してください。