付録A フェンスデバイスパラメーター


本付録は、フェンスデバイスのパラメーターに関する詳細を表にまとめたものです。パラメーターの設定は、luci の使用、ccs コマンドの使用、又は etc/cluster/cluster.conf ファイルの編集により行うことができます。各フェンスエージェントのフェンスデバイスパラメーターの完全な一覧と詳細については、各エージェントの man ページを参照してください。

注記

フェンスデバイスの Name(名前) パラメーターは、Red Hat High Availability アドオンで使用されるデバイス用の任意の名前を指定します。これはデバイス用の DNS 名と同じではありません。

注記

一部のフェンスデバイスにはオプションの Password Script パラメーターがあります。Password Script パラメーターを使用すると、フェンスデバイスのパスワードが Password パラメーターからではなく、スクリプトから提供されるように指定できます。Password Script パラメーターは、Password パラメーターを上書きすることでクラスター設定ファイル (/etc/cluster/cluster.conf) 内のパスワードが可視化しないようにします。
表A.1「フェンスデバイスのサマリ」 には、フェンスデバイス、それらに関連するフェンスデバイスエージェント、フェンスデバイスのパラメーターについて文書化した表の参照が一覧表示されています。
表A.1 フェンスデバイスのサマリ
フェンスデバイス フェンスエージェント パラメーターの詳細についての参照
APC Power Switch (telnet/SSH) fence_apc 表A.2「APC Power Switch (telnet/SSH)」
APC Power Switch over SNMP fence_apc_snmp 表A.3「APC Power Switch over SNMP」
Brocade Fabrid Switch fence_brocade 表A.4「Brocade Fabric Switch」
Cisco MDS fence_cisco_mds 表A.5「Cisco MDS」
Cisco UCS fence_cisco_ucs 表A.6「Cisco UCS」
Dell DRAC 5 fence_drac5 表A.7「Dell DRAC 5」
Eaton Network Power Switch (SNMP Interface) fence_eaton_snmp 表A.8「Eaton Network Power Controller (SNMP Interface) (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」
Egenera SAN Controller fence_egenera 表A.9「Egenera SAN Controller」
ePowerSwitch fence_eps 表A.10「ePowerSwitch」
Fence virt fence_virt 表A.11「Fence virt」
Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB) fence_rsb 表A.12「Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB)」
HP BladeSystem fence_hpblade 表A.13「HP BladeSystem (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」
HP iLO (Integrated Lights Out)、HP iLO2 fence_ilo、fence_ilo2 表A.14「HP iLO (Integrated Lights Out) および HP iLO2」
HP iLO (Integrated Lights Out) MP fence_ilo_mp 表A.15「HP iLO (Integrated Lights Out) MP」
IBM BladeCenter fence_bladecenter 表A.16「IBM BladeCenter」
IBM BladeCenter SNMP fence_ibmblade 表A.17「IBM BladeCenter SNMP」
IBM iPDU fence_ipdu 表A.18「IBM iPDU (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」
IF MIB fence_ifmib 表A.19「IF MIB」
Intel Modular fence_intelmodular 表A.20「Intel Modular」
IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、IBM Integrated Management Module、Dell iDRAC、HPiLO3、HPiLO4. fence_ipmilan、fence_imm、fence_idrac、fence_ilo3、fence_ilo4 表A.21「IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、Dell iDrac、IBM Integrated Management Module、HPiLO3、HPiLO4」
RHEV-M REST API fence_rhevm 表A.22「RHEV-M REST API (RHEL 6.2 以降及び RHEV 3.0 以降)」
SCSI Fencing fence_scsi 表A.23「SCSI 保存フェンシング」
VMware Fencing (SOAP Interface) fence_vmware_soap 表A.24「VMware フェンシング (SOAP インターフェース) (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降)」
WTI Power Switch fence_wti 表A.25「WTI Power Switch」
表A.2「APC Power Switch (telnet/SSH)」 には、telnet/SSH による APC のフェンスエージェントである fence_apc により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.2 APC Power Switch (telnet/SSH)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name フェンスデーモンが telnet/ssh 経由でログインするクラスターに接続されている APC デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port port TCP ポート
Switch (optional) switch 複数のデイジーチェーンで接続されたスイッチを使用する時に、ノードに接続する APC スイッチのスイッチ番号
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Use SSH secure システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。
Path to SSH Identity File identity_file SSH の識別ファイル
表A.3「APC Power Switch over SNMP」 には、SNMP プロトコルを介して SNP デバイスにログインする API のフェンスエージェントである fence_apc_snmp により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.3 APC Power Switch over SNMP
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name フェンスデーモンが SNMP プロトコルを介してログインするクラスターに接続されている APC デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP port udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP Privacy Protocol Password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port TCP ポート
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.4「Brocade Fabric Switch」 には、Brocade FC スイッチのフェンスエージェントである fence_brocade により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.4 Brocade Fabric Switch
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された Brocade デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Port port スイッチアウトレット番号
Unfencing unfence section of the cluster configuration file これを有効にすると、フェンス済みのノードは再起動されるまでは再度有効になりません。これは、パワーフェンス以外のメソッド (つまり、SAN/ストレージフェンシング) に必要となります。アンフェンシングを必要とするデバイスを設定する際には、最初にクラスターを停止し、デバイスおよびアンフェンシングを含むすべての設定をクラスターが開始される前に追加する必要があります。ノードのアンフェンシングに関する詳細は、fence_node(8) の man ページを参照してください。クラスター設定ファイルでのアンフェンシング設定に関する詳細情報は、「フェンシングの設定」 を参照してください。ccs コマンドによるアンフェンシング設定についての情報は、「単一のストレージベースのフェンスデバイスによるノードの設定」 を参照してください。
表A.5「Cisco MDS」 には、Cisco MDS のフェンスエージェントである fence_cisco_mds により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.5 Cisco MDS
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name SNMP が有効になっている Cisco MDS 9000 シリーズデバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP port (optional) udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP Privacy Protocol Password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port TCP ポート
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.6「Cisco UCS」 には、Cisco UCS のフェンスエージェントである fence_cisco_ucs により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.6 Cisco UCS
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name Cisco UCS デバイス用の名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Use SSL ssl デバイスとの通信に SSL 接続を使用する
Sub-Organization suborg サブ組織へのアクセスに必要な追加のパス
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.7「Dell DRAC 5」 には、Dell DRAC 5 のフェンスエージェントである fence_drac5 により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.7 Dell DRAC 5
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name DRAC に割り当てられた名前
IP Address or Hostname ipaddr DRAC に割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login DRAC へのアクセスに使用するログイン名
Password passwd DRAC への接続を認証するために使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Use SSH secure システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。
Path to SSH Identity File identity_file SSH の識別ファイル
Module Name module_name 複数の DRAC モジュールを使用する時の DRAC のモジュール名 (オプション)
Force Command Prompt cmd_prompt 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’\$’ です。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Delay (seconds) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
表A.8「Eaton Network Power Controller (SNMP Interface) (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 は、Eaton over SNMP ネットワークパワースイッチ向けのフェンスエージェント fence_eaton_snmp が使用するフェンスデバイスパラメーターを記載しています。
表A.8 Eaton Network Power Controller (SNMP Interface) (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された Eaton ネットワークパワースイッチの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP Port (optional) udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP Privacy Protocol Password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号または名前。このパラメーターは常に必須となっています。
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.9「Egenera SAN Controller」 には、Egenera BladeFrame のフェンスエージェントである fence_egenera により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.9 Egenera SAN Controller
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続されている Egenera BladeFrame デバイスの名前
CServer cserver デバイスに割り当てられているホスト名 (及び、オプションとして username@hostname 形式のユーザー名)。 詳細情報は、fence_egenera(8) の man ページを参照してください。
ESH Path (optional) esh cserver 上の esh コマンドへのパス (デフォルトは /opt/panmgr/bin/esh です)。
Username user ログイン名。デフォルト値は root です。
lpan lpan デバイスの論理プロセスエリアネットワーク (LPAN)
pserver pserver デバイスのプロセッシングブレード (pserver) の名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Unfencing unfence section of the cluster configuration file これを有効にすると、フェンス済みのノードは再起動されるまでは再度有効になりません。これは、パワーフェンス以外のメソッド (つまり、SAN/ストレージフェンシング) に必要となります。アンフェンシングを必要とするデバイスを設定する際には、最初にクラスターを停止し、デバイスおよびアンフェンシングを含むすべての設定をクラスターが開始される前に追加する必要があります。ノードのアンフェンシングに関する詳細は、fence_node(8) の man ページを参照してください。クラスター設定ファイルでのアンフェンシング設定に関する詳細情報は、「フェンシングの設定」 を参照してください。ccs コマンドによるアンフェンシング設定についての情報は、「単一のストレージベースのフェンスデバイスによるノードの設定」 を参照してください。
表A.10「ePowerSwitch」 には、ePowerSwitch のフェンスエージェントである fence_eps により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.10 ePowerSwitch
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続されている ePowerSwitch デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Name of Hidden Page hidden_page デバイス用の非表示ページの名前
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.11「Fence virt」 には、Fence virt フェンスデバイスのフェンスエージェントである fence_virt により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.11 Fence virt
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name Fence virt フェンスデバイスの名前
Serial Device serial_device ホスト上では、シリアルデバイスは各ドメインの設定ファイル内にマップされる必要があります。詳細情報は、fence_virt.conf の man ページをご覧ください。このフィールドを指定した場合は、fence_virt フェンシングエージェントがシリアルモードで実行するようになります。値を指定しないと、fence_virt フェンシングエージェントが VM チャンネルモードで実行するようになります。
Serial Parameters serial_params シリアルパラメーター。デフォルトは 115200, 8N1 です。
VM Channel IP Address channel_address チャンネル IP。デフォルト値は 10.0.2.179 です。
Port or Domain (deprecated) port フェンスする仮想マシン (ドメイン UUID 又は名前)
ipport チャンネルポート。デフォルト値は 1229 で、luci でこのフェンスデバイスを設定する時に使用される値です。
表A.12「Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB)」 には、Fujitsu-Siemens RSB のフェンスエージェントである fence_rsb により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.12 Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name フェンスデバイスとして使用する RSB の名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられたホスト名
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
TCP Port ipport telnet サービスがリッスンするポート番号。デフォルト値は 3172 です。
Force Command Prompt cmd_prompt 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’\$’ です。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Delay (seconds) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
表A.13「HP BladeSystem (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 には、HP Bladesystem のフェンスエージェント fence_hpblade により使用されるフェンスデバイスパラメーターが記載されています。
表A.13 HP BladeSystem (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された HP Bladesystem デバイスに割り当てられた名前
IP Address or Hostname ipaddr HP BladeSystem デバイスに割り当てられた IP アドレスまたはホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login HP BladeSystem デバイスにアクセスする際に使用するログイン名。このパラメーターは必須です。
Password passwd フェンスデバイスへの接続認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Force Command Prompt cmd_prompt 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’\$’ です。
Missing port returns OFF instead of failure missing_as_off ポートがない場合に、問題が発生する代わりに OFF を返します。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Use SSH secure システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。
Path to SSH Identity File identity_file SSH の識別ファイル
HP iLO デバイス fence_ilo および HP iLO2 デバイス fence_ilo2 のフェンスエージェントは、同一実装を共有します。表A.14「HP iLO (Integrated Lights Out) および HP iLO2」 は、これらのエージェントが使用するフェンスデバイスパラメーターを一覧表示しています。
表A.14 HP iLO (Integrated Lights Out) および HP iLO2
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name HP iLO サポートがあるサーバーの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Delay (seconds) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
表A.15「HP iLO (Integrated Lights Out) MP」 には、HP iLO MP デバイスのフェンスエージェントである fence_ilo_mp により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.15 HP iLO (Integrated Lights Out) MP
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name HP iLO サポートがあるサーバーの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Use SSH secure システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。
Path to SSH Identity File identity_file SSH の識別ファイル
Force Command Prompt cmd_prompt 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’MP>’, ’hpiLO->’ です。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Delay (seconds) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
表A.16「IBM BladeCenter」 には、IBM BladeCenter のフェンスエージェントである fence_bladecenter により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.16 IBM BladeCenter
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された IBM BladeCenter デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Use SSH secure システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。
Path to SSH Identity File identity_file SSH の識別ファイル
表A.17「IBM BladeCenter SNMP」 には、SNMP による IBM BladeCenter のフェンスエージェントである fence_ibmblade により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.17 IBM BladeCenter SNMP
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された IBM BladeCenter SNMP デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP Port (optional) udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP privacy protocol password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.18「IBM iPDU (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 には、iPDU over SNMP デバイスのフェンスエージェント fence_ipdu で使用されるフェンスデバイスパラメーターを記載しています。
表A.18 IBM iPDU (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name フェンスデーモンが SNMP プロトコルを介してログインするクラスターに接続されている IBM iPDU デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP Port udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP Privacy Protocol Password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.19「IF MIB」 には、IF-MIB デバイスのフェンスエージェントである fence_ifmib により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.19 IF MIB
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された IF MIB デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP Port (optional) udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP Privacy Protocol Password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.20「Intel Modular」 には、Intel Modular のフェンスエージェントである fence_intelmodular により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.20 Intel Modular
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続された Intel Modular デバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
UDP/TCP Port (optional) udpport デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
SNMP Version snmp_version 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。
SNMP Community community SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。
SNMP Security Level snmp_sec_level SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv)
SNMP Authentication Protocol snmp_auth_prot SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA)
SNMP Privacy Protocol snmp_priv_prot SNMP プライバシープロトコル (DES、AES)
SNMP Privacy Protocol Password snmp_priv_passwd SNMP プライバシープロトコルパスワード
SNMP Privacy Protocol Script snmp_priv_passwd_script SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、SNMP プライバシープロトコルパスワード のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
IPMI over LAN (fence_ipmilan)、Dell iDRAC (fence_idrac)、IBM Integrated Management Module (fence_imm)、HP iLO3 デバイス fence_ilo3、および HP iLO4 デバイス fence_ilo4 のフェンスエージェントは、同一実装を共有します。表A.21「IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、Dell iDrac、IBM Integrated Management Module、HPiLO3、HPiLO4」 は、これらのエージェントが使用するフェンスデバイスパラメーターを一覧表示しています。
表A.21 IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、Dell iDrac、IBM Integrated Management Module、HPiLO3、HPiLO4
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続されるフェンスデバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
Login login 所定のポートに対し power on/off コマンドを発行できるユーザーのログイン名
Password passwd ポートへの接続の認証に使用されるパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Authentication Type auth 認証タイプ: nonepassword または MD5
Use Lanplus lanplus True または 1。空白の場合、値は False になります。ハードウェアが対応している場合、Lanplus を有効にして接続のセキュリティを高めることが推奨されます。
Ciphersuite to use cipher IPMIv2 lanplus 接続用に使用するリモートサーバー認証、整合性、及び暗号化アルゴリズム
Privilege level privlvl デバイスの権限レベル
IPMI Operation Timeout timeout IPMI オペレーションのタイムアウト (秒単位)
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.22「RHEV-M REST API (RHEL 6.2 以降及び RHEV 3.0 以降)」 には、RHEV-M REST API のフェンスエージェントである fence_rhevm により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.22 RHEV-M REST API (RHEL 6.2 以降及び RHEV 3.0 以降)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name RHEV-M REST API フェンシングデバイス用の名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Use SSL ssl デバイスとの通信に SSL 接続を使用する
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Port (Outlet) Number port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.23「SCSI 保存フェンシング」 には、SCSI 永続予約のフェンスエージェントである fence_scsi により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。

注記

フェンスメソッドとして SCSI 永続予約の使用には、以下の制限が伴います。
  • SCSI フェンシングの使用時は、クラスター内の全てのノードは同じデバイスに登録する必要があります。それにより、各ノードが登録されているすべてのデバイスから他のノードの登録キーを削除できます。
  • クラスターボリュームに使用されるデバイスは、パーティションではなく、完全な LUN でなければなりません。SCSI 永続予約は LUN 全体で機能するため、アクセスは個別のパーティションではなく各 LUN に対し制御されることになります。
表A.23 SCSI 保存フェンシング
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name SCSI フェンスデバイスの名前
Unfencing unfence section of the cluster configuration file これを有効にすると、フェンス済みのノードは再起動されるまでは再度有効になりません。これは、パワーフェンス以外のメソッド (つまり、SAN/ストレージフェンシング) に必要となります。アンフェンシングを必要とするデバイスを設定する際には、最初にクラスターを停止し、デバイスおよびアンフェンシングを含むすべての設定をクラスターが開始される前に追加する必要があります。ノードのアンフェンシングに関する詳細は、fence_node(8) の man ページを参照してください。クラスター設定ファイルでのアンフェンシング設定に関する詳細情報は、「フェンシングの設定」 を参照してください。ccs コマンドによるアンフェンシング設定についての情報は、「単一のストレージベースのフェンスデバイスによるノードの設定」 を参照してください。
Node name nodename このノード名を使って、現行オペレーションに使用するキー値を生成します。
Key for current action key (ノード名に優先) 現行オペレーションに使用するキー。このキーはノードに対して一意であること。"on" アクションに対しては、キーはローカルノードを登録するキー使用を指定します。"off" アクションに対しては、デバイスから削除されるキーを指定します。
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
表A.24「VMware フェンシング (SOAP インターフェース) (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降)」 には、SOAP API による VMWare のフェンスエージェントである fence_vmware_soap により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.24 VMware フェンシング (SOAP インターフェース) (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降)
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name 仮想マシンフェンシングデバイスの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
VM name port インベントリパス形式での仮想マシンの名前 (例えば /datacenter/vm/Discovered_virtual_machine/myMachine)
VM UUID uuid フェンスする仮想マシンの UUID
Delay (optional) delay フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。
Use SSL ssl デバイスとの通信に SSL 接続を使用する
表A.25「WTI Power Switch」 には、WTI ネットワークパワースイッチのフェンスエージェントである fence_wti により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
表A.25 WTI Power Switch
luci フィールド cluster.conf 属性 説明
Name name クラスターに接続されている WTI パワースイッチの名前
IP Address or Hostname ipaddr デバイスに割り当てられた IP 又はホスト名のアドレス
IP Port (optional) ipport デバイスへの接続に使用する TCP ポート
Login login デバイスのアクセスに使用するログイン名
Password passwd デバイスへの接続の認証に使用するパスワード
Password Script (optional) passwd_script フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると Password パラメーターが上書きされます。
Force command prompt cmd_prompt 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は、 [’RSM>’, ’>MPC’, ’IPS>’, ’TPS>’, ’NBB>’, ’NPS>’, ’VMR>’]
Power Wait (seconds) power_wait power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数
Power Timeout (seconds) power_timeout power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。
Shell Timeout (seconds) shell_timeout コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。
Login Timeout (seconds) login_timeout ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。
Times to Retry Power On Operation retry_on power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。
Use SSH secure システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。
Path to SSH Identity File identity_file SSH の識別ファイル
Port port 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前
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