5.9. グローバルクラスターリソースの設定


2 つのタイプのリソースを設定できます:
  • Global (グローバル) — クラスター内の全てのサービスに利用可能なリソースです。
  • Service-specific(サービス特有) — 1 つのサービスにのみ利用可能なリソースです。
クラスター内で現在設定されているリソースとサービスを一覧表示するには、以下のコマンドを実行します:
ccs -h host --lsservices
グローバルクラスターリソースを追加するには、以下のコマンドを実行します。「クラスターへのクラスターサービスの追加」 で説明してあるように、サービスの設定時に、特定のサービスにローカルであるリソースを追加することができます。
ccs -h host --addresource resourcetype [resource options]
例えば、以下のコマンドはグローバルファイルシステムリソースを node01.example.com 上のクラスター設定ファイルに追加します。リソースの名前は web_fs で、ファイルシステムデバイスは /dev/sdd2、ファイルシステムのマウントポイントは /var/www、ファイルシステムタイプは ext3 となります。
ccs -h node01.example.com --addresource fs name=web_fs device=/dev/sdd2 mountpoint=/var/www fstype=ext3
利用可能なリソースタイプとリソースオプションに関する詳細は 付録B HA リソースパラメーター をご覧ください。
グローバルリソースを削除するには、以下のコマンドを実行します:
ccs -h host --rmresource resourcetype [resource options]
既存のグローバルリソースのパラメーターを変更する必要がある場合は、そのリソースを削除してから再度設定し直します。
「クラスタノード群への設定ファイルの伝播」 に説明してあるように、クラスターの全コンポーネントの設定を終了した時点で、クラスター設定ファイルを全てのノードに対して同期する必要がある点に注意してください。
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