6.6. リアルタイムカーネル
誤った ktimersoftd
アクティベートを回避することにより、分離された CPU のレイテンシーが軽減
以前は、KVM-RT が設定されたシステムでは、タイマーがない場合でも CPU ごとに ktimersoftd
カーネルスレッドが 1 秒に 1 回実行していました。したがって、分離された CPU でレイテンシーが増大しました。今回の更新で、ティックごとに ktimersoftd
を起動しないリアルタイムカーネルに最適化が追加されました。このため、ktimersoftd
が分離された CPU では発生しないため、干渉が起きず、レイテンシーが短縮されます。