4.3. クラスタリング
Pacemaker の concurrent-fencing
クラスタープロパティーのデフォルト値が true
に設定
Pacemaker が、concurrent-fencing
クラスタープロパティーを true
にデフォルト設定するようになりました。複数のノードが同時にフェンシングされる必要があり、異なる設定のフェンスデバイスを使用する場合、Pacemaker は、以前と同様にシリアル化されるのではなく、フェンシングを同時に実行します。これにより、複数のノードがフェンスされる必要がある場合に、大規模なクラスターでの復旧速度が大幅に向上します。
ノードの適切なシャットダウンでリソースが停止したままになるように設定するための Pacemaker サポート
クラスターノードがシャットダウンした場合、Pacemaker のデフォルトの応答は、そのノードで実行中のすべてのリソースを停止し、別の場所でリソースを復元します。一部のユーザーは、不具合に対してのみ高可用性を確保し、クリーンなシャットダウンを予定された停止として扱うことを好みます。これに対応するため、Pacemaker は shutdown-lock
および shutdown-lock-limit
クラスタープロパティーをサポートするようになりました。これは、シャットダウン時にノードでアクティブであったリソースは、ノードが次に再参加するまで停止したままにすることを必須と指定するものです。ユーザーは、手動の介入なしに、予定された停止としてクリーンシャットダウンを使用できるようになりました。ノード の正常なシャットダウン時に停止したままになるようにリソースを設定する方法は ノードのシャットダウン時にリソースが停止したままにする設定 を参照し てください。