4.5. デスクトップ
GNOME クラシックでのワークスペーススイッチの変更を行いました。
GNOME クラシック環境のワークスペーススイッチが変更されました。このスイッチは、一番下のバーの右部分に移動され、横線のサムネイルとして設計されています。
必要なサムネイルをクリックすることで、ワークスペース間の切り替えが可能です。または kbd:[Ctrl + Alt + ↑] および kbd:[Ctrl + Alt + ↓] のキーボードのショートカットを使用して、ワークスペース間を切り替えることも可能です。アクティブなワークスペースの内容は、ウィンドウリストの形式で、下部のバーの左側に表示されます。
特定のワークスペース内で kbd:[Super] キーを押すと、このワークスペースで開いているすべてのウィンドウを含む、ウィンドウピッカー が表示されます。ただし、ウィンドウピッカーには、以前の RHEL リリースで使用できた以下の要素が表示されなくなりました。
- dock (画面の左端にある垂直バー)
- ワークスペーススイッチ (画面の右側の垂直バー)
- 検索エントリー
これらの要素で以前に達成されていた特定のタスクには、以下の方法が採用されます。
アプリケーションを起動するには、dock を使うのではなく、以下を行います。
- トップバーで アプリケーション メニューを使用する
- kdb:[Alt + F2] キーを押すと、Enter a Command 画面が表示されます。この画面で実行可能ファイルの名前を書き込みます。
- 垂直の ワークスペーススイッチ を使用せずにワークスペース間の切り換えるには、右下部のバーの水平の ワークスペーススイッチ を使用します。
- 検索エントリー または垂直の ワークスペーススイッチ が必要な場合は、GNOME クラシックではなく GNOME Standard 環境を使用します。
GNOME が root グラフィカルログインに対して警告するようになりました
今回の更新により、root ユーザーとしてグラフィカルセッションにログインすると、GNOME は警告通知を表示するようになりました。
root としてグラフィカルセッションにログインすると、重大で予期しない問題が発生します。また、安全ではなく、Unix の原則に反します。
(BZ#1539772)