17.6. ルートファイルシステムの一部ではない DASD


データディスク など、root ファイルシステムに含まれない DASD (Direct Access Storage Devices) は /etc/dasd.conf ファイルで永続設定します。このファイルには、行ごとに DASD が含まれ、各行は DASD のバス ID で始まります。

DASD を /etc/dasd.conf ファイルに追加する場合は、キーと値のペアを使用して、各エントリーのオプションを指定します。キーとその値を等号 (=) 記号で区切ります。複数のオプションを追加する場合は、空白またはタブを使用して各オプションを区切ります。

/etc/dasd.conf ファイルの例

0.0.0207
0.0.0200 use_diag=1 readonly=1

/etc/dasd.conf ファイルへの変更は、システムの再起動後か、システムの I/O 設定を変更して新規の DASD を動的に追加した後 (DASD を z/VM にアタッチ後) に適用されます。

/etc/dasd.conf ファイルに追加した DASD を有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. cio_ignore ユーティリティーを使用して、無視するデバイスのリストから DASD を削除して表示させます。

    # cio_ignore -r device_number

    device_number は、DASD デバイス番号に置き換えます。

    たとえば、デバイス番号が 021a の場合は、次のコマンドを実行します。

    # cio_ignore -r 021a
  2. デバイスの uevent 属性に書き込み、DASD を有効化します。

    # echo add > /sys/bus/ccw/devices/dasd-bus-ID/uevent

    dasd-bus-ID は、DASD のバス ID に置き換えます。

    たとえばバス ID が 0.0.021a の場合には、以下を実行します。

    # echo add > /sys/bus/ccw/devices/0.0.021a/uevent
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