17.3. ローレベルフォーマットによる新規 DASD の準備
ディスクがオンラインになったら、/root
ディレクトリーに戻り、このデバイスにローレベルフォーマットを行います。DASD の有効期間中に必要なローレベルフォーマットは、この 1 回のみです。
進渉バーが最後まで到達してフォーマットが完了したら、dasdfmt が以下の出力を表示します。
Rereading the partition table... Exiting...
Rereading the partition table...
Exiting...
ここで、fdasd を使用して DASD にパーティションを設定します。DASD には最大 3 つのパーティションを作成できます。この例では、ディスク全体にまたがるパーティションを 1 つ作成します。
(ローレベルフォーマットを行った) DASD をオンラインにすると、Linux 環境下の他のディスクと同様に使用できます。たとえば、ファイルシステム、LVM 物理ボリューム、またはそのパーティション (例: /dev/disk/by-path/ccw-0.0.4b2e-part1
) にスワップ領域を作成できます。dasdfmt
コマンドおよび fdasd
コマンド以外では、絶対に DASD デバイス全体 (dev/dasdb
) を使用しないでください。DASD 全体を使用する場合は、上述の fdasd
の例で示すように、ドライブ全体にまたがるパーティションを 1 つ作成します。
たとえば /etc/fstab
の既存のディスクエントリーの設定を壊さずに新しいディスクを後で追加するには、/dev/disk/by-path/
配下で永続的なデバイスシンボリックリンクを使用します。