検索

8.7. 認証されたユーザーのリレーを行う送信メールサーバーとしての Postfix の設定

download PDF

認証されたユーザーのメールをリレーするように Postfix を設定できます。このシナリオでは、SMTP 認証、TLS 暗号化、および送信者アドレス制限を備えた送信メールサーバーとして Postfix を設定することで、ユーザーが自分自身を認証し、自分の電子メールアドレスを使用して SMTP サーバー経由でメールを送信できるようにします。

前提条件

  • root アクセスがある。
  • Postfix サーバーを設定している。

手順

  1. Postfix を送信メールサーバーとして設定するには、/etc/postfix/main.cf ファイルを編集し、以下を追加します。

    1. SMTP 認証を有効にします。

      smtpd_sasl_auth_enable = yes
      broken_sasl_auth_clients = yes
    2. TLS を使用しないアクセスを無効にします。

      smtpd_tls_auth_only = yes
    3. 認証されたユーザーに対してのみメールリレーを許可します。

      smtpd_relay_restrictions = permit_mynetworks permit_sasl_authenticated defer_unauth_destination
    4. オプション: ユーザーが自分の電子メールアドレスを送信者としてのみ使用するように制限します。

      smtpd_sender_restrictions = reject_sender_login_mismatch
  2. postfix サービスをリロードして変更を適用します。

    # systemctl reload postfix

検証

  • TLS および SASL をサポートする SMTP クライアントで認証します。テストメールを送信して、SMTP 認証が正しく機能していることを確認します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.