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3.2. testparm ユーティリティーを使用した smb.conf ファイルの検証

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testparm ユーティリティーは、/etc/samba/smb.conf ファイルの Samba 設定が正しいことを確認します。このユーティリティーは、無効なパラメーターおよび値を検出しますが、ID マッピングなどの間違った設定も検出します。testparm が問題を報告しないと、Samba サービスは /etc/samba/smb.conf ファイルを正常に読み込みます。testparm は、設定されたサービスが利用可能であること、または期待通りに機能するかを確認できないことに注意してください。

重要

Red Hat では、このファイルの変更後に毎回 testparm を使用して、/etc/samba/smb.conf ファイルを検証することが推奨されます。

前提条件

  • Samba をインストールしている。
  • /etc/samba/smb.conf ファイルが存在する。

手順

  1. root ユーザーで testparm ユーティリティーを実行します。

    # testparm
    Load smb config files from /etc/samba/smb.conf
    rlimit_max: increasing rlimit_max (1024) to minimum Windows limit (16384)
    Unknown parameter encountered: "log levell"
    Processing section "[example_share]"
    Loaded services file OK.
    ERROR: The idmap range for the domain * (tdb) overlaps with the range of DOMAIN (ad)!
    
    Server role: ROLE_DOMAIN_MEMBER
    
    Press enter to see a dump of your service definitions
    
    # Global parameters
    [global]
    	...
    
    [example_share]
    	...

    上記の出力例では、存在しないパラメーターと間違った ID マッピングの設定が報告されます。

  2. testparm が設定内の間違ったパラメーター、値、またはその他のエラーを報告する場合は、問題を修正してから再度ユーティリティーを実行してください。
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