10.2. IBM Power System AC サーバーへの RHEL インストールの準備
このセクションは、IBM Power Systems アクセラレートサーバーに Red Hat Enterprise Linux をインストールする方法を説明します。
10.2.1. サポート対象の IBM Power System Accelerated サーバー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RHEL は、以下の IBM Power System AC サーバーにインストールできます。
- 8335-GTG (IBM Power System AC922)
- 8335-GTH (IBM Power System AC922)
- 8335-GTX (IBM Power System AC922)
10.2.2. IBM Power System Accelerated サーバーでのインストールプロセスの概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この情報を使用して、非仮想化システムやベアメタル IBM Power System Accelerated (AC) サーバーに Red Hat Enterprise Linux 8 をインストールします。
インストールワークフローには、以下の一般的な手順が含まれます。
- システム要件を確認する
- 必要なインストール ISO イメージをダウンロードする
- インストールメディアを作成する
- BMC ファームウェアに接続して、ネットワーク接続を設定する
- サーバーの電源を入れる
インストーラーの起動方法を選択する:
- USB デバイスからインストーラーを起動する
- ネットワークからインストーラーを起動する
- Red Hat Enterprise Linux をインストールする
10.2.3. 前提条件を完了してファームウェアの起動 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
システムの電源を入れる前に、以下のアイテムがあることを確認します。
- イーサネットケーブル
- 解像度が 1024x768-60Hz に設定されている VGA モニター
- USB キーボード
- システムの電源コードおよびコンセント
この手順では、Red Hat Enterprise Linux 8 でネットワークサーバーを設定している必要があります。これを行うには、以下の手順に従って、Software Download page on the Customer Portal で Red Hat Enterprise Linux 8 をダウンロードします。
- Red Hat アカウントにログインしていない場合は、ログインします。
- Product Variant リストで Red Hat Enterprise Linux for Power, little endian のダウンロードを選択します。
- Product Variant リストの横にある Version リストで正しいバージョンを選択します。
- 製品ソフトウェア タブで、Red Hat Enterprise Linux 8.x DVD_ ISO ファイルの横にある 今すぐダウンロード をクリックします。
Red Hat Enterprise Linux 8 をダウンロードしたら、以下の手順を完了してファームウェアを起動します。
- 必要に応じて、システムがラックにある場合は、システムをそのラックにインストールします。詳細は IBM Power Systems の情報 (https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/POWER9/p9hdx/POWER9welcome.htm) を参照してください。
- システム背面の、シリアルポートの隣にある組み込みイーサネットポートに、イーサネットケーブルを接続します。反対側をネットワークに接続します。
- システムの背面にある VGA ポートに VGA モニターを接続します。
- 利用可能な USB ポートに、USB キーボードを接続します。
- システムに電源コードを接続し、コンセントに差し込みます。
この時点で、ファームウェアが起動しています。電源の緑色の LED が点滅する (使用する準備ができていることを示す) のを待ちます。システムに緑色の LED インジケータライトがない場合は、ファームウェアの起動が正常に完了するまで 1 分から 2 分待ちます。
10.2.4. ファームウェアによるネットワーク接続の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
BMC ファームウェアにネットワーク接続を設定して有効にするには、Petitboot ブートローダーインターフェイスを使用します。
- システムの前面にある電源ボタンを使用して、サーバーの電源を入れます。システムは、Petitboot ブートローダーメニューで電源を入れます。このプロセスは、通常完了するまでに 1~2 分かかりますが、ファーストブートまたはファームウェアの更新に 5~10 分かかる可能性があります。システムから離れないでください。Petitboot を読み込むと、モニターがアクティブになり、任意のキーを押してブートプロセスを中断する必要があります。
- Petitboot ブートローダーメインメニューで、Exit to Shell を選択します。
ipmitool lan print 1を実行します。このコマンドは IP アドレスを返し、これが正しいことを確認したら、ステップ 4 に進みます。IP アドレスが返されない場合は、以下の手順に従ってください。このコマンドを実行して、モードを静的に設定します。
ipmitool lan set 1 ipsrc staticこのコマンドを実行して、IP アドレスを設定します。
ipmitool lan set 1 ipaddr _ip_address_ip_address は、このシステムに割り当てる静的な IP アドレスです。
このコマンドを実行して、ネットマスクを設定します。
ipmitool lan set 1 netmask _netmask_address_netmask_address は、システムのネットマスクです。
このコマンドを実行して、ゲートウェイサーバーを設定します。
ipmitool lan set 1 defgw ipaddr _gateway_server_Where gateway_server is the gateway for this system.もう一度
ipmitool lan print 1コマンドを実行して、IP アドレスを確認します。注記このインターフェイスは、次の手順を実行するまでアクティブではありません。
ファームウェアをリセットするには、次のコマンドを実行します。
ipmitool raw 0x06 0x40.このコマンドは、プロセスを続行する前に完了する必要がありますが、情報は返しません。このコマンドが完了したことを確認するには、システムの BMC アドレス (IPMItool コマンドで使用される IP アドレスと同じアドレス) に ping します。ping が返ってきたら、次の手順に進みます。
注記注意: 妥当な時間内 (2 ~ 3 分) 内に ping が返ってこない場合は、以下の手順を実行してください。
-
poweroff.h.コマンドでシステムの電源を切ります。 - システムの背面から電源コードを抜きます。30 秒待ってから、電力を供給して BMC を起動します。
10.2.5. OpenBMC コマンドでサーバーの電源をオン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
システムの電源を入れると、Petitboot インターフェイスが読み込まれます。10 秒以内にキーを押して起動プロセスを中断しないと、Petitboot が最初のオプションを自動的に起動します。
Linux を実行している PC またはノートブックの電源を入れるには、次の手順を実行します。
-
デフォルトのユーザー名 -
root デフォルトパスワード -
0penBmc(0penBMC は、大文字の O ではなくゼロが使用されています)- お使いの PC またはノートブックの端末プログラムを開きます。
次のコマンドを実行して BMC にログインします。
ssh root@<BMC server_ip_address> root@<BMC server password>BMC server_ip_address は BMC の IP アドレスで、BMC server password は認証するパスワードです。
サーバーの電源を入れるには、次のコマンドを実行します。
$ root@witherspoon:~# obmcutil poweronOS コンソールに接続し、デフォルトパスワード
0penBmcを使用します。ssh -p 2200 root@<BMC server_ip_address> root@
BMC server_ip_address は BMC の IP アドレスで、BMC server password は認証するパスワードです。
10.2.6. IBM Accelerated サーバーでのインストール起動方法の選択 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
USB デバイスまたはネットワーク経由で Red Hat Enterprise Linux インストールを起動できます。
10.2.6.1. ネットワークインストール用の Petitboot の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
システムの電源が入ると、Petitboot ブートローダーは、ローカルのブートデバイスとネットワークインターフェイスをスキャンして、システムで利用できる起動オプションを検出します。ネットワークサーバーから Red Hat Enterprise Linux をインストールするには、(BMC ネットワークインターフェイスではない) ネットワークインターフェイスを設定する必要があります。
次の手順に従って、ネットワーク接続を設定し、Petitboot にネットワークブートの詳細を提供します。
- システムの背面にある 2 つ目のイーサネットポートに、イーサネットケーブルを接続します。反対側をネットワークに接続します。
- Petitboot メイン画面で、c を選択して、システムオプションを設定します。
設定画面のネットワークフィールドに、ネットワーク情報を入力します。
- ネットワークタイプを選択します。
- ネットワークデバイスを選択します (インターフェイス名と mac アドレスは書き留めておいてください)。
- IP またはマスク、ゲートウェイ、および DNS サーバーを指定します (この値は次の手順で必要になるため、書き留めておいてください)。
- OK を選択してメインメニューに戻ります。
-
Petitboot のメイン画面で
nを選択して、新しいオプションを作成します。 ブートデバイスを選択するか、Specify paths/URLs manually を選択して、起動オプションに入ります。
カーネルフィールドに、カーネルへのパスを入力します。このフィールドは必須です。ネットワークに、これと同じ URL を入力します。
http://<http_server_ip>/ppc/ppc64/vmlinuzInitrd フィールドで、初期 RAM ディスクへのパスを入力します。ネットワークに、これと同じ URL を入力します。
http://<http_server_ip>/ppc/ppc64/initrd.imgBoot パラメーターフィールドでは、オペレーティングシステムがインストールされているサーバーのリポジトリーパスと IP アドレスを設定します。以下に例を示します。
inst.repo=http://<http_server_ip>/<path> ifname=<ethernet_interface_name>:<mac_addr> ip=<os ip>::<gateway>:<2 digit mask>:<hostname>:<ethernet_interface_name>:none nameserver=<name_server>残りのフィールドには、デフォルトを使用できます。
- netboot オプションを設定したら、OK を選択して Enter を押します。
- Petitboot のメイン画面で、起動オプションに User Item 1 を選択し、Enter を押します。
10.2.6.2. アクセラレートサーバーで USB デバイスを使用したインストールに Petitboot を設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
システムの電源が入ると、Petitboot ブートローダーは、ローカルのブートデバイスとネットワークインターフェイスをスキャンして、システムで利用できる起動オプションを検出します。起動可能な USB デバイスの作成方法は、起動可能な DVD または CD の作成 を参照してください。
次のいずれかの USB デバイスを使用します。
- 1.0 アンペアより下にするため、1 つの USB ケーブルを使用した、USB 接続 DVD プレーヤー
- 8 GB の 2.0 USB フラッシュドライブ
Petitboot を設定するには、以下の手順を実行します。
前面の USB ポートに、起動可能な USB デバイスを挿入します。Petitboot には、次が表示されます。
[USB: sdb1 / 2015-10-30-11-05-03-00] Rescue a Red Hat Enterprise Linux system (64-bit kernel) Test this media & install Red Hat Enterprise Linux 8 (64-bit kernel) * Install Red Hat Enterprise Linux 8 (64-bit kernel)注記USB デバイスが表示されない場合は、デバイスの再スキャンを選択します。デバイスが検出されない場合は、別のタイプのものを試してみてください。
- USB デバイスの UUID を記録します。たとえば、上記の例では、2015-10-30-11-05-03-00 が USB デバイスの UUID です。
- Install Red Hat Enterprise Linux 8.1 (64-bit kernel) を選択し、e (Edit) を押すと、Petitboot Option Editor 画面が開きます。
カーソルを、Boot 引数セクションに移動して、次の情報を追加します。
inst.text inst.stage2=hd:UUID=your_UUID where your_UUID is the UUID that you recorded. Petitboot Option Editor qqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqq Device: ( ) sda2 [f8437496-78b8-4b11-9847-bb2d8b9f7cbd] (*) sdb1 [2015-10-30-11-05-03-00] ( ) Specify paths/URLs manually Kernel: /ppc/ppc64/vmlinuz Initrd: /ppc/ppc64/initrd.img Device tree: Boot arguments: ro inst.text inst.stage2=hd:UUID=2015-10-30-11-05-03-00 [ OK ] [ Help ] [ Cancel ]- OK を選択して、オプションを保存して、メインメニューに戻ります。
- Install Red Hat Enterprise Linux 8 (64-bit kernel) が選択されていることを確認し、Enter を押してインストールを開始します。
10.2.7. IBM AC サーバーでの RHEL インストールの完了 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux 8 インストーラーを起動するように選択すると、インストールプログラムが表示されます。
Red Hat Enterprise Linux のインストールプログラムに従って、ディスクオプション、ユーザー名、パスワード、タイムゾーンなどを設定します。最後に、システムを再起動します。
注記システムを再起動している間に、USB デバイスを取り外します。
- システムが再起動すると、Petitboot で Red Hat Enterprise Linux 8 の起動オプションが表示されます。このオプションを選択し、Enter キーを押します。