検索

19.2. Buildah と Podman の関係

download PDF

Buildah は、Open Container Initiative (OCI) イメージをビルドするためのデーモンレスツールです。Buildah のコマンドは、Containerfile のコマンドを再現したものです。Buildah は、Containerfile を必要とせずにイメージをビルドするための下位レベルのインターフェイスを備えています。他のスクリプト言語を使用してコンテナーイメージをビルドすることもできます。Buildah を使用してコンテナーを作成することもできますが、Buildah コンテナーは、主にコンテナーイメージを定義する目的で一時的に作成されます。

Podman は、プルやタグ付けなど、OCI イメージを保守および変更するためのデーモンレスツールです。OCI イメージから作成したコンテナーを作成、実行、および保守できます。

Podman コマンドと Buildah コマンドの一部は同じ名前ですが、いくつかの点で異なります。

run
podman run コマンドはコンテナーを実行します。buildah run コマンドは、Containerfile の RUN ディレクティブに似ています。
commit
Podman でコミットできるのは Podman コンテナーだけです。Buildah でコミットできるのは Buildah コンテナーだけです。
rm
Podman で削除できるのは Podman コンテナーだけです。Buildah で削除できるのは Buildah コンテナーだけです。
注記

Buildah のデフォルトのコンテナーストレージは、root ユーザーの場合は /var/lib/containers/storage、root 以外のユーザーの場合は $HOME/.local/share/containers/storage です。これは、CRI-O コンテナーエンジンがイメージのローカルコピーを保存するために使用する場所と同じです。そのため、CRI-O または Buildah によってレジストリーからプルされたイメージ、または buildah コマンドによってコミットされたイメージは、同じディレクトリー構造に保存されます。ただし、CRI-O と Buildah は、現在イメージを共有することはできますが、コンテナーを共有することはできません。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.