第13章 NVMe/TCP を使用した NVMe over Fabrics の設定
Non-volatile Memory Express™ (NVMe™) over TCP (NVMe/TCP) 設定では、ホストモードは完全にサポートされており、コントローラーセットアップはサポートされていません。
システム管理者として、以下のセクションのタスクを完了し、NVMe/TCP 設定をデプロイします。
Red Hat Enterprise Linux 9 では、ネイティブ NVMe マルチパスがデフォルトで有効になっています。DM マルチパスの有効化は、NVMe/TCP ではサポートされていません。
13.1. NVMe over fabric デバイスの概要
Non-volatile Memory Express™ (NVMe™) は、ホストソフトウェアユーティリティーがソリッドステートドライブと通信できるようにするインターフェイスです。
次の種類のファブリックトランスポートを使用して、NVMe over fabric デバイスを設定します。
- NVMe over Remote Direct Memory Access (NVMe/RDMA)
- NVMe™/RDMA の設定方法については、NVMe/RDMA を使用した NVMe over Fabric の設定 を参照してください。
- NVMe over Fibre Channel (NVMe/FC)
- NVMe™/FC の設定方法については、NVMe/FC を使用した NVMe over Fabric の設定 を参照してください。
- NVMe over TCP (NVMe/TCP)
- NVMe/FC の設定方法については、Configuring NVMe over fabrics using NVMe/TCP を参照してください。
ファブリック上で NVMe を使用する場合、ソリッドステートドライブはシステムに対してローカルである必要はありません。NVMe over Fabrics デバイスを介してリモートで設定できます。