7.10. 読み取り専用の iSCSI LUN の作成


デフォルトでは、読み書きパーミッションを持つ LUN が作成されます。この手順では、読み取り専用の LUN を作成する方法を説明します。

前提条件

手順

  1. 読み取り専用パーミッションを設定します。

    /> set global auto_add_mapped_luns=false
    
    Parameter auto_add_mapped_luns is now 'false'.

    これにより、LUN が既存の ACL へ自動的にマッピングされないようになり、LUN を手動でマッピングできるようになります。

  2. initiator_iqn_name ディレクトリーに移動します。

    /> iscsi/target_iqn_name/tpg1/acls/initiator_iqn_name/
  3. LUN を作成します。

    /iscsi/target_iqn_name/tpg1/acls/initiator_iqn_name> create mapped_lun=next_sequential_LUN_number tpg_lun_or_backstore=backstore write_protect=1

    たとえば、以下のようになります。

    /iscsi/target_iqn_name/tpg1/acls/2006-04.com.example:888> create mapped_lun=1 tpg_lun_or_backstore=/backstores/block/block2 write_protect=1
    
    Created LUN 1.
    Created Mapped LUN 1.
  4. 作成した LUN を確認します。

    /iscsi/target_iqn_name/tpg1/acls/2006-04.com.example:888> ls
     o- 2006-04.com.example:888 .. [Mapped LUNs: 2]
     | o- mapped_lun0 .............. [lun0 block/disk1 (rw)]
     | o- mapped_lun1 .............. [lun1 block/disk2 (ro)]

    (mapped_lun0 の (rw) とは異なり) mapped_lun1 行の最後に (ro) が表示されますが、これは、読み取り専用であることを表しています。

  5. ACL を設定します。詳細は、iSCSI ACL の作成 を参照してください。

関連情報

  • システム上の targetcli(8) man ページ
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