19.11. Web コンソールを使用した RAID 上のパーティションの作成


既存のパーティションテーブルにパーティションを作成します。

前提条件

  • RHEL 9 Web コンソールをインストールし、アクセスできる。

    詳細は、Web コンソールのインストール を参照してください。

  • cockpit-storaged パッケージがシステムにインストールされている。
  • RAID 上にパーティションテーブルが作成されている。

手順

  1. RHEL 9 Web コンソールにログインします。

    詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。

  2. Storage をクリックします。
  3. Storage テーブルで、パーティションを作成する RAID デバイスをクリックします。
  4. RAID デバイスページで、GPT partitions セクションまでスクロールし、作成したパーティションテーブルの横にあるメニューボタン をクリックします。デフォルトでは Free space という名前が付けられます。
  5. Create Partition をクリックします。
  6. Create partition ダイアログボックスで、ファイルシステムの名前を入力します。名前にスペースは使用しないでください。
  7. マウントポイント フィールドに、マウントパスを追加します。
  8. Type ドロップダウンリストで、ファイルシステムのタイプを選択します。
  9. Size フィールドで、パーティションのサイズを設定します。
  10. RHEL Web コンソールでディスク全体をゼロで書き換える場合は、Overwrite existing data with zeros チェックボックスをオンにします。このプログラムはディスク全体を調べるため、このオプションを使用すると遅くなりますが、安全性は高まります。ディスクにデータが含まれていて、上書きする場合は、このオプションを使用します。

    Overwrite existing data with zeros チェックボックスを選択しない場合、RHEL Web コンソールはディスクヘッダーのみを書き換えます。これにより、フォーマットの速度が向上します。

  11. ボリュームを暗号化する場合は、Encryption ドロップダウンメニューで暗号化の種類を選択します。

    ボリュームを暗号化しない場合は、No encryption を選択します。

  12. At boot ドロップダウンメニューで、ボリュームをマウントするタイミングを選択します。
  13. Mount options セクションで:

    1. ボリュームを読み取り専用論理ボリュームとしてマウントする場合は、Mount read only チェックボックスをオンにします。
    2. デフォルトのマウントオプションを変更する場合は、Custom mount options チェックボックスをオンにしてマウントオプションを追加します。
  14. パーティションを作成します。

    • パーティションを作成してマウントする場合は、Create and mount ボタンをクリックします。
    • パーティションのみを作成する場合は、Create only ボタンをクリックします。

      ボリュームのサイズや、選択するオプションによって、フォーマットに数分かかることがあります。

      パーティションを作成した後、さらにパーティションを作成できます。

      この時点で、システムが、マウントされてフォーマットされた RAID を使用します。

検証

  • フォーマットされた論理ボリュームの詳細は、メインストレージページの Storage テーブルで確認できます。
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