4.7. root パスワードの設定
インストールプロセスを完了し、管理者 (スーパーユーザーまたは root としても知られている) アカウントでログインするには、root
パスワードを設定する必要があります。これらのタスクには、ソフトウェアパッケージのインストールおよび更新と、ネットワーク、ファイアウォール設定、ストレージオプションなどのシステム全体の設定の変更と、ユーザー、グループ、およびファイルのパーミッションの追加または修正が含まれます。
インストール済みシステムに root 権限を取得するには、以下のいずれか、両方の方法を行います。
- root アカウントの使用
-
管理者権限を持つユーザーアカウント (wheel グループのメンバー) の作成。
root
アカウントは、インストール中に作成されます。管理者アクセスが必要なタスクを実行する必要がある場合に限り、管理者アカウントに切り替えてください。
root
アカウントは、システムを完全に制御できます。このアカウントへのアクセスを不正に入手すると、ユーザーの個人ファイルへのアクセスや削除が可能になります。
手順
- インストール概要 画面から、ユーザー設定 > root パスワード を選択します。root パスワード 画面が開きます。
root パスワード フィールドにパスワードを入力します。
強固な root パスワードを作成する際の必須要件と推奨事項を以下に示します。
- 最低でも 8 文字の長さが 必要
- 数字、文字 (大文字と小文字)、記号を含めることができる
- 大文字と小文字が区別される
- 確認 フィールドにも同じパスワードを入力します。
-
必要に応じて
Lock root account
オプションを選択して、システムへの root アクセスを無効にします。 -
必要に応じて、
Allow root SSH login with password
オプションを選択し、root ユーザーとしてのこのシステムへの SSH アクセスを有効にします (パスワードを使用)。デフォルトでは、パスワードベースの SSH root アクセスは無効になっています。 インストール概要 画面に戻ります。
をクリックして root パスワードを確定し、注記弱いパスワードを使用した場合は、
を 2 回クリックする必要があります。