3.3. カスタマーポータルから ISO イメージを使用した RHEL のインストール
以下の手順に従って、カスタマーポータルからダウンロードした DVD ISO イメージを使用して RHEL をインストールします。この手順では、RHEL インストールプログラムを実行する方法を説明します。
DVD ISO イメージファイルを使用して GUI インストールを実行する場合は、Red Hat 機能への接続機能を使用してシステムを登録するまで、インストーラーの競合状態によりインストールが続行できなくなることがあります。詳細は、RHEL リリースノート の既知の問題に記載されている BZ#1823578 を参照してください。
前提条件
- カスタマーポータルから DVD ISO イメージファイルをダウンロードしている。詳細は、ベータインストールイメージのダウンロード を参照してください。
- 起動可能なインストールメディアを作成している。詳細は、起動可能な DVD または CD の作成 を参照してください。
手順
- 起動メニューで Install Red Hat Enterprise Linux 9 を選択し、キーボードの Enter を押します。
- Welcome to Red Hat Enterprise Linux 9 画面で、言語およびロケーションを選択し、 をクリックします。Installation Summary 画面が開き、各設定のデフォルト値が表示されます。
- System > Installation Destination を選択し、Local Standard Disks ペーンでターゲットのディスクを選択してから をクリックします。ストレージ設定では、デフォルト設定が選択されます。
- システム > ネットワークとホスト名 を選択します。Network and Hostname 画面が開きます。
- Network and Hostname 画面で、 Ethernet を ON に切り替えて、 をクリックします。インストーラーは利用可能なネットワークに接続し、そのネットワークで利用可能なデバイスを設定します。必要に応じて、利用可能なネットワークリストから、任意のネットワークを選択して、そのネットワークで利用可能なデバイスを設定できます。
- ユーザー設定 > root パスワード を選択します。root パスワード 画面が開きます。
- Root Password 画面で、root アカウントに設定するパスワードを入力し、 をクリックします。インストールプロセスを完了し、システム管理者ユーザーアカウントにログインするには、root パスワードが必要です。
- 必要に応じて、User Settings > User Creation を選択して、ユーザーアカウントを作成してインストールプロセスを完了します。root アカウントの代わりに、このユーザーアカウントを使用して、システム管理タスクを実行できます。
Create User 画面で以下を実行し、 をクリックします。
- 作成するアカウントの名前とユーザー名を入力します。
- Make this user administrator と Require a password to use this account を選択します。インストールプログラムは、このユーザーを wheel グループに追加し、デフォルト設定でパスワード保護されたユーザーアカウントを作成します。パスワードで保護された管理ユーザーアカウントを作成することを推奨します。
- をクリックしてインストールを開始し、インストールが完了するまで待ちます。これには数分かかる場合があります。
- インストールプロセスが完了したら、 をクリックして、システムを再起動します。
起動時にインストールメディアが自動的に取り出せない場合は、忘れずに取り出してください。
Red Hat Enterprise Linux 9 は、通常のシステム起動シーケンスが完了すると起動します。X Window System でワークステーションにシステムをインストールしている場合は、システムを設定するアプリケーションが起動します。このアプリケーションを使用すると初期設定が可能になり、システムの時刻と日付の設定、Red Hat へのマシンの登録などが行えます。X Window System がインストールされていない場合は、
login:
プロンプトが表示されます。注記UEFI セキュアブートが有効になっているシステムに、Red Hat Enterprise Linux ベータ版リリースをインストールした場合は、システムの Machine Owner Key (MOK) リストにベータ版の公開鍵を追加します。
- 初期セットアップ 画面で、ライセンスアグリーメントに同意して、システムを登録します。