13.2. キックスタートでシステムの目的の設定
以下の手順に従って、インストール時にシステムの目的を設定します。これを行うには、キックスタート設定ファイルで、キックスタートコマンドの syspurpose
を使用します。
システムの目的は Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムでは任意の機能ですが、最適なサブスクリプションを自動的にアタッチするためにシステムの目的を設定することを強く推奨します。
インストール完了後にシステムの目的を有効にすることもできます。これを行うには、subscription-manager
コマンドラインツールを使用します。subscription-manager
ツールコマンドは、syspurpose
キックスタートコマンドとは異なります。
キックスタートコマンド syspurpose
では、以下のアクションが利用可能です。
- ロール
システムで計画しているロールを設定します。このアクションは以下の形式を使用します。
syspurpose --role=
割り当てられるロールは以下のとおりです。
-
Red Hat Enterprise Linux Server
-
Red Hat Enterprise Linux Workstation
-
Red Hat Enterprise Linux Compute Node
-
- SLA
システムで計画している SLA を設定します。このアクションは以下の形式を使用します。
syspurpose --sla=
割り当てられる SLA は以下の通りです。
-
Premium
-
Standard
-
Self-Support
-
- 使用方法
システムで計画している使用目的を設定します。このアクションは以下の形式を使用します。
syspurpose --usage=
割り当てられる使用方法は以下の通りです。
-
Production
-
Development/Test
-
障害復旧
-
- アドオン
追加のレイヤード製品または機能。複数のアイテムを追加するには、階層化製品/機能ごとに 1 回使用する
--addon
を複数回指定します。このアクションは以下の形式を使用します。syspurpose --addon=