A.4. キックスタートでのエラー処理セクション
Red Hat Enterprise Linux 7 から、インストールプログラムが致命的なエラーに遭遇した場合に実行するカスタムスクリプトをキックスタートインストールに含めることができるようになりました。たとえば、インストールが要求されたパッケージにエラーがあったり、指定した VNC が起動に失敗したり、ストレージデバイスのスキャン中にエラーが発生する場合などです。このようなエラーが発生すると、インストールが続行できません。インストールプログラムは、キックスタートファイルで提供された順番で、すべての %onerror スクリプトを実行します。また、%onerror スクリプトは、トレースバックの際にも実行されます。
それぞれの %onerror スクリプトが、%end で終了する必要があります。
エラー処理のセクションでは、次のオプションを受け入れます。
--erroronfail-
スクリプトが失敗するとエラーを表示し、インストールを停止します。エラーメッセージは、失敗の原因がログ記録されている場所を示します。インストールされたシステムは、不安定で起動できない状態になる可能性があります。
inst.nokillオプションを使用して、スクリプトをデバッグできます。 --interpreter=Python などの別のスクリプト言語を指定できます。以下に例を示します。
%onerror --interpreter=/usr/libexec/platform-pythonシステムで利用可能なスクリプト言語は、どれでも使用できます。ほとんどの場合は、
/usr/bin/sh、/usr/bin/bash、および/usr/libexec/platform-pythonになります。platform-pythonインタープリターは、Python バージョン 3.6 を使用することに注意してください。新しいパスおよびバージョン用に、Python スクリプトを以前の RHEL バージョンから変更する必要があります。また、platform-pythonは、システムツールを対象としています。インストール環境外ではpython36パッケージを使用してください。Red Hat Enterprise Linux における Python の詳細は、動的プログラミング言語のインストールおよび使用 の Python の概要 を参照してください。--log=- スクリプトの出力を、指定したログファイルに記録します。