4.3. 新機能
ルートレスコンテナーが完全にサポートされるようになりました。
ルートレスコンテナーは、管理者権限なしで通常のシステムユーザーにより作成および管理されるコンテナーです。これにより、ユーザーはコンテナーレジストリーに対する認証情報などの ID を維持できます。
podman コマンドおよび buildah コマンドを使用して、ルートレスコンテナーを試行できます。詳細は以下を参照してください。
- ルートレスコンテナーの場合は、『How does rootless Podman work』を参照してください。
- buildahの場合は、『Building container images with Buildah』を参照してください。
- podmanの場合は、「コンテナーの構築、実行、および管理」を参照してください。
fuse-overlayfs が利用可能になりました。ルートレスコンテナーへの変更が必要になる場合があります。
fuse-overlayfs パッケージは、rootless コンテナーで使用できる overlayfs FUSE 実装を提供します。FUSE を使用すると、完全に機能するファイルシステムをユーザー空間プログラムに実装できます。
ストレージの変更により、RHEL Atomic Host 7.8.0 にアップグレードするときにルートレスコンテナーの変更が必要になる場合があります。
quay レジストリーがデフォルトで検索されなくなりました。
以前は、短縮イメージ名を使用すると、正しくないイメージがプルされることがありました。これを修正するために、/etc/containers/registries.conf のデフォルトのレジストリー検索リストから
quay.io
レジストリーが削除されました。現在は、イメージをプルするときに完全なリポジトリー名を指定する必要があります (例:
quay.io/myorg/myimage
)。