34.3. 新機能
新しい gomtree パッケージ
gomtree パッケージには、mtree ファイルシステム階層検証ツールおよびフォーマットをサポートするコマンドラインツールと Go ライブラリーが含まれています。gomtree パッケージは、
atomic verify
コマンドの機能に必要です。skopeo-containers が atomic パッケージから skopeo パッケージに移動しました。
イメージの署名を操作するための設定ファイルを含む
skopeo-containers
サブパッケージが、skopeo パッケージセットに移動しました。NFS で docker push が完了しないバグが修正されました。
Docker レジストリー 2.4 で、ブロブのアップロード中にファイル記述子が閉じられなかった場合に、リグレッションが生じていました。これにより、レジストリーが NFS ファイルシステム上で実行されている場合にイメージのプッシュが失敗しました。アップストリームの Docker レジストリーの新しいバージョンが、ファイル記述子のリークに対する修正と共に利用できるようになりました。その結果、NFS ファイルシステムでイメージのプッシュが正常に実行されるようになりました。
*Docker 形式のコンテナーのラベルの標準化
*Red Hat は、イメージでの Docker 形式のラベルの使用を標準化しています。このテーマの詳細は、コンテナーイメージでのラベルの使用 参照してください。
Cockpit がバージョン 122 にリベースされました。
主な変更点は以下のとおりです。
- Cockpit は、システムから管理者を切断するネットワーク設定をロールバックできるようになりました。
- 管理対象外のネットワークデバイスが表示されるようになりました。
- Docker コンテナーのリストを、インラインでフィルタリングおよびデプロイできます。
- ログインページを使用して SSH 経由で別のシステムに接続することにより、Cockpit を "bastion ホスト" にすることができます。
- 既知の SSH ホストキーがある場合にのみ、別のシステムに接続します。
- 他のシステムに接続する場合、各 SSH 接続は個別のプロセスで実行されます。
- Firefox 49 で "Logs" ページが機能しないバグが修正されました。
- Red Hat Enterprise Linux への登録時に、ネットワークプロキシーを使用できます。
- Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションを使用している場合、システムを登録解除できます。
- 新しい VLAN デバイスのデフォルトフラグが修正されました。