2.4. JBoss EAP の起動および停止 (RPM インストール)
RPM インストールの場合、JBoss EAP の起動と停止が ZIP またはインストーラーインストールの場合とは異なります。
2.4.1. JBoss EAP の RPM インストールの開始 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドを使用して、スタンドアロンサーバーまたはマネージドドメインの動作モードで JBoss EAP の RPM インストールを開始できます。次のコマンドは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 以降のバージョンにのみ対応していることに注意してください。
JBoss EAP をスタンドアロンサーバーとして起動する (RPM インストール)
sudo systemctl start eap8-standalone.service
$ sudo systemctl start eap8-standalone.service
これにより、standalone.xml 設定ファイルをデフォルトで使用して JBoss EAP が起動されます。JBoss EAP を別の スタンドアロンサーバー設定ファイル で起動するには、RPM サービス設定ファイル にプロパティーを設定します。詳細は、以下の RPM サービスプロパティーの設定 セクションを参照してください。
マネージドドメインで JBoss EAP を起動する (RPM インストール)
sudo systemctl start eap8-domain.service
$ sudo systemctl start eap8-domain.service
これにより、host.xml 設定ファイルをデフォルトで使用して JBoss EAP が起動されます。JBoss EAP を別の マネージドドメイン設定ファイル で起動するには、RPM サービス設定ファイル にプロパティーを設定します。詳細は、以下の RPM サービスプロパティーの設定 セクションを参照してください。
2.4.2. RPM サービスプロパティーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このセクションでは、RPM サービスプロパティーと JBoss EAP インストールのその他の起動オプションを設定する方法を説明します。変更を行う前に設定ファイルをバックアップすることが推奨されます。
RPM インストールで使用可能なすべての起動オプションのリストは、RPM サービス設定プロパティー セクションを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 7 以降では、RPM サービス設定ファイルは systemd を使用してロードされるため、変数式は拡張されません。
サーバー設定ファイルを指定します。
スタンドアロンサーバーを起動する場合、デフォルトで
standalone.xmlファイルが使用されます。マネージドドメインで実行する場合、デフォルトでhost.xmlファイルが使用されます。他の設定ファイルを使用して JBoss EAP を起動するには、適切な RPM 設定ファイル (例:eap8-standalone.conf) にWILDFLY_SERVER_CONFIGプロパティーを設定します。WILDFLY_SERVER_CONFIG=standalone-full.xml
WILDFLY_SERVER_CONFIG=standalone-full.xmlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 特定の IP アドレスにバインドします。
デフォルトでは、JBoss EAP RPM インストールは
0.0.0.0にバインドします。JBoss EAP を特定の IP アドレスにバインドするには、適切な RPM 設定ファイル (例:eap8-standalone.conf) にWILDFLY_BINDプロパティーを設定します。WILDFLY_BIND=192.168.0.1
WILDFLY_BIND=192.168.0.1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記管理インターフェイスを特定の IP アドレスにバインドする場合は、次の例のように JBoss EAP 起動設定ファイルに設定を追加します。
JVM オプションまたは Java プロパティーを設定します。
JBoss EAP の起動スクリプトに渡す JVM オプションまたは Java プロパティーを指定するには、起動設定ファイルを編集します。スタンドアロンサーバーの場合、このファイルは
EAP_HOME/bin/standalone.confになります。マネージドドメインの場合、このファイルはEAP_HOME/bin/domain.confになります。以下の例は、ヒープサイズを設定し、JBoss EAP 管理インターフェイスを指定の IP アドレスにバインドします。JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Xms2048m -Xmx2048m" JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Djboss.bind.address.management=192.168.0.1"
JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Xms2048m -Xmx2048m" JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Djboss.bind.address.management=192.168.0.1"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記場合によっては、標準の
jboss.bind.addressプロパティーを使用せずにWILDFLY_BINDプロパティーを使用して JBoss EAP バインドアドレスを設定する必要があります。
同じ名前のプロパティーが RPM サービス設定ファイル (例: /usr/lib/systemd/system/eap8-standalone.service:) と JBoss EAP 起動設定ファイル (例:EAP_HOME/bin/standalone.conf) にある場合、JBoss EAP 起動設定ファイルのプロパティーの値が優先されます。このようなプロパティーの 1 つが JAVA_HOME です。
2.4.3. JBoss EAP の RPM インストールの停止 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドを使用して、スタンドアロンサーバーまたはマネージドドメインの動作モードで JBoss EAP の RPM インストールを停止できます。次のコマンドは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 以降のバージョンにのみ対応していることに注意してください。
スタンドアロンサーバーの JBoss EAP を停止する (RPM インストール)
sudo systemctl stop eap8-standalone.service
$ sudo systemctl stop eap8-standalone.service
マネージドドメインで JBoss EAP を停止する (RPM インストール)
sudo systemctl stop eap8-domain.service
$ sudo systemctl stop eap8-domain.service
RPM インストールで使用可能なすべての起動オプションのリストは、RPM サービス設定ファイル セクションを参照してください。