7.2. マネージドドメインにおけるホストコントローラーの役割
ホストコントローラーの主な役割はサーバーを管理することです。ドメイン管理タスクを委譲し、ホスト上で実行される個別のアプリケーションサーバープロセスを開始および停止します。
ホストコントローラーはドメインコントローラーと対話し、サーバーとドメインコントローラー間の通信を管理できるようにします。ドメインの複数のホストコントローラーは 1 つのドメインコントローラーのみと対話できます。そのため、単一のドメインモード上で実行されるホストコントローラーおよびサーバーインスタンスはすべて単一のドメインコントローラーを持ち、同じドメインに属する必要があります。
デフォルトでは、各ホストコントローラーは、ホストのファイルシステムに展開された JBoss EAP インストールファイルにある EAP_HOME/domain/configuration/host.xml ファイルから設定を読み取ります。host.xml ファイルには、特定のホストに固有する以下の設定情報が含まれています。
- このインストールから実行されるサーバーインスタンスの名前。
-
ローカルの物理インストールに固有する設定。たとえば、
domain.xmlに宣言された名前付きインターフェイスの定義はhost.xmlにある実際のマシン固有の IP アドレスへマップできます。さらに、domain.xml の抽象パス名をhost.xmlのファイルシステムパスへマップできます。 次の設定のいずれか。
- ホストコントローラーがドメインコントローラーへ通知して、ホストコントローラー自体を登録し、ドメイン設定へアクセスする方法。
- リモートドメインコントローラーの検索および通知方法。
- ホストコントローラーがドメインコントローラーとして動作するかどうか。