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11.2. すべてのコンピュートノードを RHEL 9.2 にアップグレードする

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すべてのコンピュートノードを RHEL 9.2 にアップグレードして、最新の機能を利用し、ダウンタイムを削減します。

前提条件

  • デプロイメントにハイパーコンバージドインフラストラクチャー (HCI) ノードが含まれている場合は、ホストをメンテナンスモードにして、各 HCI ノード上で Red Hat Ceph Storage クラスターを再起動できるように準備します。詳細は、Ceph オペレーションガイドCeph Orchestrator を使用してホストをメンテナンスモードにする を参照してください。

手順

  1. アンダークラウドホストに stack ユーザーとしてログインします。
  2. stackrc アンダークラウド認証情報ファイルを入手します。

    $ source ~/stackrc
  3. container-image-prepare.yaml ファイルには、ContainerImagePrepare パラメーターで指定されたタグのみが含まれ、MultiRhelRoleContainerImagePrepare パラメーターが削除されていることを確認します。以下に例を示します。

    parameter_defaults:
      ContainerImagePrepare:
      - tag_from_label: "{version}-{release}"
        set:
          namespace:
          name_prefix:
          name_suffix:
          tag:
          rhel_containers: false
          neutron_driver: ovn
          ceph_namespace:
          ceph_image:
          ceph_tag:
  4. role_data.yaml ファイルで、OS::TripleO::Services::NovaLibvirtLegacy サービスを、RHEL 9.2 に必要な OS::TripleO::Services::NovaLibvirt サービスに置き換えます。
  5. 次の例に示すように、-e system_upgrade.yaml 引数と必要なその他の -e 環境ファイル引数を overcloud_upgrade_prepare.sh スクリプトに含めます。

    $ openstack overcloud upgrade prepare --yes
    …​
    -e /home/stack/system_upgrade.yaml
    …​
  6. overcloud_upgrade_prepare.sh スクリプトを実行します。
  7. コンピュートノード上のオペレーティングシステムを RHEL 9.2 にアップグレードします。アップグレードするノードのコンマ区切りリストを指定して、--limit オプションを使用します。以下の例では、compute-0compute-1、および compute-2 ノードをアップグレードします。

    $ openstack overcloud upgrade run --yes --tags system_upgrade --stack <stack> --limit compute-0,compute-1,compute-2
    • <stack> は、スタックの名前に置き換えます。
  8. コンピュートノード上のコンテナーを RHEL 9.2 にアップグレードします。アップグレードするノードのコンマ区切りリストを指定して、--limit オプションを使用します。以下の例では、compute-0compute-1、および compute-2 ノードをアップグレードします。

    $ openstack overcloud upgrade run --yes --stack <stack>  --limit compute-0,compute-1,compute-2
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