第9章 アンダークラウドのオペレーティングシステムのアップグレード
アンダークラウドオペレーティングシステムを Red Hat Enterprise Linux 8.4 から Red Hat Enterprise Linux 9.2 にアップグレードする必要があります。システムのアップグレードでは次のタスクが実行されます。
- システムのアップグレード後も、ネットワークインターフェイスの命名が一貫していることを確認します。
- Leapp を使用して RHEL をインプレースアップグレードします。
- アンダークラウドを再起動します。
9.1. アンダークラウドでの SSH root パーミッションパラメーターの設定
Leapp によるアップグレードでは、PermitRootLogin
パラメーターが /etc/ssh/sshd_config
ファイルに存在するかどうかを確認します。このパラメーターを、明示的に yes
または no
のいずれかに設定する必要があります。
セキュリティー上の理由から、アンダークラウドで root ユーザーへの SSH アクセスを無効にするには、このパラメーターを no
に設定します。
手順
-
アンダークラウドに
stack
ユーザーとしてログインします。 /etc/ssh/sshd_config
ファイルにPermitRootLogin
パラメーターがあるかどうかを確認します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo grep PermitRootLogin /etc/ssh/sshd_config
$ sudo grep PermitRootLogin /etc/ssh/sshd_config
/etc/ssh/sshd_config
ファイルにパラメーターがない場合は、ファイルを編集してPermitRootLogin
パラメーターを設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow PermitRootLogin no
PermitRootLogin no
- ファイルを保存します。