7.2. オーバークラウドでのフェンシングの無効化
オーバークラウドをアップグレードする前に、フェンシングが無効になっていることを確認します。
オーバークラウドをアップグレードする場合、高可用性機能を維持するために、各コントローラーノードを個別にアップグレードします。フェンシングが環境にデプロイされると、オーバークラウドは特定ノードが無効であることを検出し、フェンシング操作を試みる場合があります。これにより、意図しない結果が生じる可能性があります。
オーバークラウドでフェンシングを有効にしている場合には、意図しない結果を防ぐために、アップグレード期間中フェンシングを一時的に無効にする必要があります。
Red Hat OpenStack Platform 環境のアップグレードが完了したら、オーバークラウドでフェンシングを再度有効にする必要があります。フェンシングの再有効化に関する詳細は、オーバークラウドでのフェンシングの再有効化 を参照してください。
手順
-
アンダークラウドホストに
stackユーザーとしてログインします。 stackrcアンダークラウド認証情報ファイルを入手します。$ source ~/stackrc各コントローラーノードにログインし、Pacemaker コマンドを実行してフェンシングを無効にします。
$ ssh tripleo-admin@<controller_ip> "sudo pcs property set stonith-enabled=false"-
<controller_ip>は、コントローラーノードの IP アドレスに置き換えます。コントローラーノードの IP アドレスは、/etc/hostsまたは/var/lib/mistralで確認できます。
-
SBD フェンシングを使用する場合は、
pacemaker_remoteノードで SBD フェンシングを無効にします。# pcs property set stonith-watchdog-timeout=0注記Watchdog タイマーデバイスの間隔の元の値を書き留めていることを確認してください。コントロールプレーンノードのアップグレード後に、ウォッチドッグタイマーデバイスの間隔を元の値にリセットする必要があります。詳細は、オーバークラウドでのフェンシングの再有効化 を参照し てください。
-
fencing.yaml環境ファイルで、EnableFencingパラメーターをfalseに設定し、アップグレードプロセス中にフェンシングが無効のままとなるようにします。