第15章 アップグレード後操作の実施


オーバークラウドのアップグレードが完了したら、アップグレード後の設定を実施して、環境が完全にサポートされ、これ以降の操作を行う準備が整っている状態にする必要があります。

重要

Red Hat OpenStack Platform 16.2 から 17.1 にアップグレードした後に追加のオーバークラウドコマンドを実行する場合は、以下の点を考慮する必要があります。

  • アップグレード後に実行するオーバークラウドコマンドには、アップグレードプロセス中に作成または更新した YAML ファイルを含める必要があります。たとえば、スケールアップ操作中にオーバークラウドノードをプロビジョニングするには、/home/stack/templates/overcloud-baremetal-deployed.yaml ファイルの代わりに /home/stack/tripleo-[stack]-baremetal-deployment.yaml ファイルを使用します。
  • system_upgrade.yaml ファイルと upgrades-environment.yaml ファイルを除き、openstack overcloud upgrade prepare コマンドの最後の実行に渡したすべてのオプションを含めます。

15.1. オペレーティングシステムでのアップグレード後のタスクの実行

ホスト上のオペレーティングシステムを Red Hat Enterprise Linux 9.2 にアップグレードした場合は、残りの Leapp パッケージを削除するなどのアップグレード後のタスクを実行する必要があります。これらのタスクの詳細は、RHEL 8 から RHEL 9 への アップグレード のアップグレード後のタスクの実行 参照してください。

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